令和元年12月26日
本年12月12日(木)及び13日(金)に第16回日ASEAN物流専門家会合が東京で開催され、国土交通省及びASEAN各国の交通関係省の代表により、日ASEANコールドチェーン物流ガイドラインの普及方法、グリーン物流促進に向けた政策取組、そして日メコン物流訓練センターを活用した物流人材育成について議論が行われました。また、今後、ASEAN各国によるグリーン物流パートナーシップ会議設立の参考とするため、ASEAN各国の交通関係省の代表が、13日に日経カンファレンスルームで開催された第18回グリーン物流パートナーシップ会議に出席しました。 |
【概 要】 第16回 日ASEAN物流専門家会合の開催結果
国土交通省は、ASEAN各国との間で、「コールドチェーン物流プロジェクト」、「グリーン物流プロジェクト」及び「物流人材育成プロジェクト」を
推進しており、本会合においてASEAN各国の交通関係省の代表とともに当該プロジェクトの進捗を共有し、また議論した。
1.コールドチェーン物流プロジェクト
国土交通省より「日ASEANコールドチェーン物流プロジェクト」の今年度活動の進捗を報告するとともに、我が国の宅配事業者より小口保
冷輸送サービスのISO化のスケジュール等について報告した。また、ASEAN各国における「日ASEANコールドチェーン物流ガイドライン」の
今後の普及方法について議論した。
2.グリーン物流プロジェクト
ASEAN各国におけるグリーン物流促進に向けた政策取組について議論した。また、マレーシアに続くグリーン物流パートナーシップ会議の
開催国として、インドネシアが来年度同会議を開催すること表明した。
3.物流人材育成プロジェクト
現在実施中の、日ASEAN包括的経済連携協力基金(JAIF)を用いた、「日メコン物流訓練センター」の活用に関するプロジェクトの進捗につ
いて情報共有された。
4.第18回グリーン物流パートナーシップ会議への出席
ASEANにおけるグリーン物流の促進の一貫として、我が国のグリーン物流パートナーシップ会議をモデルとし、ASEAN各国における本会
議の設立を支援するため、本年12月13日に日経カンファレンスルームにおいて開催された、第18回グリーン物流パートナーシップ会議へ
ASEAN各国の交通関係省の代表が出席し、本会議のプログラム構成及びグリーン物流促進に関する各表彰事例を参考とした。