報道・広報

~災害に強い物流システムの構築に向けて~ 関西広域応援訓練の実施について

平成27年1月27日

 国土交通省では、東日本大震災を踏まえ、地域ブロック毎に地方自治体、関係省庁、有識者、物流事業者、事業者団体等の関係者からなる協議会を開催し、民間物資拠点のリストアップ、官民の協力協定の締結促進等の災害に強い物流システムの構築における取組を行ってきました。
 今般、これまでの取組内容も踏まえ、大規模災害発生時における広域連合、構成団体、連携県の応援・受援に係る活動の内容や手順の確認と課題の抽出を行い、相互の連携強化や災害対応能力の向上を図ることを目的に関西広域応援訓練(図上訓練)が以下の通り実施されることとなりましたのでお知らせします。
 なお、国土交通省近畿運輸局においても緊急支援物資の広域的な支援物資輸送体制構築に向けて、関西広域連合、関係府県・政令市、物流事業者団体等と民間物資拠点候補施設の選定や訓練の実施など議論を重ねてきたところであり、このたびの訓練においても情報収集・伝達等において関西広域連合と協働いたします。

1.訓練日時
 平成27 年2 月1 日(日) 12:30~17:30

2.場所
 和歌山県庁(メイン会場)、その他参加府県市庁舎(分散型で実施)

3.参加機関
 ・関西広域連合、和歌山県
 ・滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、徳島県、鳥取県、福井県、三重県、奈良県、京都市、大阪市、堺市、神戸市
 ・九州地方知事会(大分県)、九都県市(東京都)
 ・内閣府、自衛隊、海上保安庁、近畿地方整備局、近畿運輸局 他
 ・関係府県トラック協会、倉庫協会、和歌山県内ライフライン会社 他

4.訓練内容
 和歌山県南方沖でマグニチュード8.7 の非常に強い地震が発生し、和歌山県内では震度5強~7の揺れを観測し、揺れ・津波により和歌山県、徳島県、三重県をはじめ各地で甚大な被害が発生した想定のもと、関西広域連合及び関西圏域の各府県市がカウンターパート方式による広域応援・受援を行う。

 (1) 大規模広域災害時の広域応援の主要な課題である緊急物資の供給とその関連事項にかかる応援・受援を中心に行う。
 (2) 応援府県市は、関西広域応援・受援実施要綱に基づき、緊急派遣チームを被災府県庁に派遣するとともに、被災県庁に現地支援本部を立ち上げて応援を行う。
 (3) 応援要請の内容に応じて、カウンターパート内、関西圏域内、広域ブロック間の広域的な調整を経て物資を確保し、実際に避難所等へ届くまでの流れを確認する。
 (4) 政府緊急災害現地対策本部設置運営訓練と連携して、同本部と関西広域連合災害対策本部との間でTV会議を行う。

5.その他
(近畿運輸局報道発表)http://wwwtb.mlit.go.jp/kinki/

お問い合わせ先

国土交通省物流審議官部門物流政策課 平山、島田、内藤
TEL:(03)5253-8111 (内線25302、25343、25324)

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