平成24年9月26日
この度、国土交通省では、モンゴル・ウランバートルにおいて、モンゴル国建設
都市開発省、道路交通省及びウランバートル市とともに、モンゴル都市開発セミ
ナーを開催いたしましたので、お知らせいたします。
本セミナーは、経済発展の著しいモンゴルにおいて、総合的な都市計画に基づ
く都市開発、特に公共交通と一体的な計画的都市開発や、それを支える基礎技
術の紹介、ひいてはモンゴルにおける我が国企業の参画を推進するため、両国
政府並びに民間企業等が参加して実施したものです。
(1)日程 平成24年9月11日(火)
(2)会場 ウランバートル スカイホテル&タワー
(3)主催 国土交通省、モンゴル国建設都市開発省、道路交通省、ウランバートル市
(4)参加者 約150名
(モンゴル側:モンゴル政府並びに地方政府及び民間企業等。
日本側:本邦からの出張者(約25名)並びに現地日系企業等。)
(5)出席者
[日 本 側] 国土交通省 都市局市街地整備課長 望月 明彦 ほか
在モンゴル日本国大使館、国際協力機構、寒地土木研究所、
北海道、札幌市、(株)會澤高圧コンクリート、(株)岩田地崎建設、
川崎地質(株)、JFEエンジニアリング(株)、東京急行電鉄(株)、
(株)道路工業、日本ケーブル(株)、日本データサービス、
丸紅(株)、三井不動産(株)ほか
[モンゴル側] 建設都市開発省 国務次官 ラヴジ・エルデネブレン
道路交通省 道路政策局公共交通担当専門家
ショルトライ・ハヴィドルダ
ウランバートル市長 エルデネ・バトゥール
各地方政府、民間企業ほか
(6)セミナー結果概要
・ 冒頭、ラヴジ・エルデネブレン建設都市開発省国務次官より、モンゴルは都市
化が進む一方、交通渋滞や、市街地整備・管理に多くの課題を抱えている。現在、
都市開発に係る一体的な法体系を検討しており、日本の都市計画・都市管理の
経験をモンゴルで活用し、両国の協力関係を強化していきたい等の挨拶を行った。
・ 続いて、望月国土交通省都市局市街地整備課長より、モンゴルにおける計画
的な都市開発の重要性、特に公共交通と一体的な都市整備や、道路等の都市
インフラ整備を総合的に整備することが重要であり、我が国の高度経済成長期に
おける教訓や経験、我が国が培った官民が有する技術等を通じて、モンゴルの更
なる発展に貢献したい等の挨拶を行った。また、在モンゴル大使館・清水全権大使
並びにJICAモンゴル事務所磯貝所長より挨拶を行った。
・ セミナーでは、日本側より、持続可能な都市開発に向けた我が国のこれまでの
都市問題への対応、新市街地整備、公共交通整備と併せた地下街等の都市イン
フラ整備、鉄道沿線開発等の都市整備に関するプレゼンテーション並びに意見交
換を行うとともに、併せて、寒冷地におけるコンクリートや道路舗装等の基礎技術
に関するプレゼンテーション並びに意見交換が行われた。
・ モンゴル側からは、モンゴルにおける都市開発政策の概要及び関連する法整
備、ウランバートル市の都市インフラ整備とマネジメントといった幅広い分野にわ
たりプレゼンテーション並びに意見交換が行われた。
・ セミナーを総括し、本セミナーは極めて有意義なものであり、両国間のこのよう
な協力を一層強化することで一致し、閉会した。
モンゴル都市開発セミナー(結果報告)(PDF形式)
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