報道・広報

「新たな時代の都市マネジメントに対応した都市公園等のあり方検討会」最終とりまとめの公表について

平成28年5月27日

 国土交通省では、「新たな時代の都市マネジメントに対応した都市公園等のあり方検討会」(平成26年11月に設置)での議論を受け、このたび、新たな時代の都市マネジメントに対応した都市公園等のあり方についてとりまとめました。とりまとめを踏まえ、緑とオープンスペースが、都市のため、地域のため、市民のための資産としてより一層そのポテンシャルを発揮できるよう、公園緑地行政の取り組みをさらに推進して参ります。

○国土交通省では、平成26年11月に「新たな時代の都市マネジメントに対応した都市公園等のあり方検討会」(座長:進士五十八 福井県立大学学長)を設置し、人口減少・少子高齢化社会における緑とオープンスペースの再編や利活用のあり方、まちの活力と個性を支える都市公園の運営のあり方等について、9回にわたって検討を行ってきました。
 
○平成27年10月には、それまでの検討内容を整理した中間とりまとめを公表するとともに、以後も議論を継続し、「社会資本整備審議会 都市計画・歴史的風土分科会 新たな時代の都市マネジメント小委員会(第10回、第11回)」へ諮った上で、平成28年5月に最終とりまとめを行いました。
 

【「新たな時代の都市マネジメントに対応した都市公園等のあり方検討会」最終とりまとめのポイント】

●社会の成熟化、市民の価値観の多様化、社会資本の一定程度の整備等の社会状況の変化を背景として、緑とオープンスペース政策は、緑とオープンスペースのポテンシャルを、都市のため、地域のため、市民のために最大限引き出すことを重視するステージ(新たなステージ)と移行すべき

●新たなステージへの移行に向けて、今後の緑とオープンスペース政策が重視すべき観点は以下の3つ
 1.ストック効果をより高める
 2.民との連携を加速する
 3.都市公園を一層柔軟に使いこなす

今後の緑とオープンスペース政策は、以下の戦略を重点的に推進すべき
 1.
緑とオープンスペースによる都市のリノベーションの推進
  ○緑とオープンスペースの、都市をより美しく、暮らしやすく再構築できる力を最大限発揮して都市のリノベーションを推進すべき
  ○具体的には、緑の基本計画を強化して緑とオープンスペースを基軸とした都市の再構築を推進地域に応じた戦略的な都市公園のストック再編による都市の活性化等を推進

 2.
より柔軟に都市公園を使いこなすためのプランニングとマネジメントの強化
  ○都市公園をより柔軟に使いこなして、都市の様々な課題の解決のためにその多機能性を発揮すべき
  ○具体的には、まちの魅力、価値の向上に向けた都市公園マネジメントの推進子育てなど地域ニーズに応じた都市公園の整備、民間事業者による収益施設の設置促進と公園の質の向上への還元等を推進

 3.
民との効果的な連携のための仕組みの充実
  
1.2.を行政、市民、民間事業者等各主体がそれぞれの役割に応じて推進するため、効果的な連携のための仕組みの充実等を図るべき
  ○具体的には、多様な主体との連携による緑とオープンスペースの利活用を活性化するための体制の構築都市公園の管理の質を客観的に評価・見える化する仕組みの創設等を推進

添付資料

記者発表資料(PDF形式:125KB)PDF形式

最終とりまとめ(概要)(PDF形式:319KB)PDF形式

最終とりまとめ(本文)(PDF形式:1,365KB)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省都市局公園緑地・景観課 平塚、古木
TEL:03-5253-8111 (内線32952・32953) 直通 03-5253-8419 FAX:03-5253-1593

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