平成26年11月27日

　アジアを中心とする世界の建設市場では、インフラ整備への大きな需要が見込まれており、これら世界の成長市場へ我が国建設企業等が進出していくことは、建設産業の持続的な発展を図るとともに、成長の果実を取り込み、我が国の成長活力を牽引していく上で極めて重要である。

  ベトナムは、多数のインフラプロジェクトが計画されるなど、有望な海外建設市場の一つであり、これまでも多くの建設企業等が進出している。

  国土交通省土地・建設産業局では、我が国建設企業等のプレゼンスの強化や、国土交通省並びに我が国建設企業がベトナムの建設省や建設企業等と継続的かつ緊密な協力関係の構築を図るための取組みを行っている。今般の第５回日・ベトナム建設会議では、建設関連制度や我が国建設企業が有する優れた建設技術の紹介、ビジネスマッチング等を通じ、両国の建設企業の交流促進や、我が国建設企業等のビジネス環境改善を図ることを目的としており、国土交通省とベトナム建設省の共催にて、開催する。

  また、今回の同建設会議には、ベトナム進出に意欲がある中堅・中小建設企業で結成した「中堅・中小建設企業訪問団」（土地・建設産業局国際課実施事業）が参加し、これらの建設企業が有する建設技術の紹介を行うととともに、ビジネスマッチングを実施する。

  なお、ベトナムに対する法制度整備支援の一環として、住宅・不動産分野の情報共有や意見交換等を目的とした「住宅・不動産分科会」も併せて開催する。

※上記会議の開催結果については、別途、記者発表を予定しています。