（１）日　程：平成２５年１０月８日（火）～１１日（金）
（２）会　場：ミレナリシュ（ハンガリー・ブダペスト）
（３）主　催：ハンガリー政府 （ハンガリー外務省・地方開発省）
（４）出席者：国連事務総長、UNSGAB（国連水と衛生に関する諮問委員会）議長・委員、各国元首、
　　　　　　　閣僚、その他国連、主要水関係国際機関代表、大学・研究機関関係者、民間企業　等
　　　　　  　［日本からの出席者］
　　　　　　　 国土交通省（土井政務官以下６名）
　　　　　　　 在ハンガリー日本国大使館（山本大使他）
　　　　　　　 （独）土木研究所 水災害・リスクマネジメント国際センター
　　　　　　　 （独）水資源機構　等
（５）結果概要
　　 ・　ハンガリー水サミットは、国際水協力年である2013年における水に関する主要な会議の一つであり、
　　　水に関連する持続可能な開発目標の精緻化に貢献することを目的として開催された。特に、2015年
　　　以降の開発目標における水に関する目標、飲料水の供給、排水処理、統合的水資源管理などが議
　　　題に取り上げられた。「持続可能な開発アジェンダにおける水と衛生の役割」というテーマの下、下記
　　　をサブテーマとしたハイレベルパネル、ビジネスリーダーズフォーラム、科学フォーラム、市民フォー
　　　ラム、そしてエキスポ（展示）が開催された。
　　　　　１）水と衛生のユニバーサルアクセスに向けた努力　
　　　　　２）２１世紀に向けた統合的水資源管理
　　　　　３）健全な水統治
　　　　　４）ブルーウォーターのためのグリーン経済
　　　　　５）水と衛生に関する持続可能な投資及び財政
 　　・　土井政務官は、閉会式において、国連の次期開発目標について、水と衛生、防災の観点について
　　　強化すべきとの強いメッセージを発したほか、2015年仙台で開催される第３回国連防災世界会議や
　　　2014年東京で開催される世界水の日ハイレベル会合への参加を呼びかけ、各国に対し、今後の国
　　　際的な水に関する協力を求めた。
　　・　サミット最終日である１１日には、本サミットにおける様々な議論をとりまとめ、持続可能な開発目標
　　　に含まれるべき水と衛生に関する目標についての提案を記したブダペスト宣言が採択された。
　　・　その他、展示会場においては水資源機構が日本の水資源管理に関する技術等についての展示を
　　　行った。　

（１）イッレーシュ地方開発省環境問題担当大臣　
【日時】平成２５年１０月１１日（金）９：３０～１０：００（現地時間・以下同じ）　
【概要】
　　・　土井政務官より、ブダペスト水サミットへの招待に感謝を述べるとともに、水と防災に関する持続
　　　可能な開発目標について両国の意見交換を行った。
　　・　イッレーシュ地方開発省環境問題担当大臣より、水資源分野について日ハンガリー間で継続的に
　　　会議を実施すること等によって関係を深化していきたいとの提案があり、今後事務レベルで協議し
　　　ていくことで一致。

（２）ピンテール内務大臣
【日時】平成２５年１０月１１日（金）１５：００～１５：３０
【概要】
　　・　次期国連開発目標について意見交換を行ったほか、土井政務官より日EUの防災協力への支援や
　　　2015年に仙台で開催される第３回国連防災世界会議への出席を要請した。
　　・　ピンテール内務大臣より、ハンガリー国の防災体制について説明があったほか、近隣諸国との防災
　　　協定について検討中であり、日本との協定についても検討したいとの発言があった。また、第３回国連
　　　防災世界会議への出席についても前向きに検討するとのことであった。

土井国土交通大臣政務官のハンガリー出張について（結果概要）（PDF形式）