和歌山県土砂災害啓発センター
子どもたちは将来地域の担い手になっていただく存在ですので、子どもたちからご両親、そして地域の防災意識を向上していけたらと思っています。子ども相手に語り部の紙芝居をやっていただいたり、地元の学生と一緒にプログラミングと防災を合わせた防災学習用コンテンツの開発(ロールプレイングゲームで防災を学ぶなど)をしたりと、新しい防災学習の試みを進めていきます。
洞爺湖有珠火山マイスター
次の噴火が起きても1名も犠牲者を出さないために、地元の子どもたち全員に教え続けることを実践しております。例えば毎年小学校6年生全員に教え続けたら、何十年後にはすごい数の方が防災の知識を持つことになります。それが目標です。
嬬恋村・天明三年浅間山噴火災害語り継ぎ活動
「日本のポンペイ」という異名を具現化し、全国の皆さんに見ていただけるような、公開目的の施設整備に着手しています。今回の防災資産の認定をいただき、語り継ぐ活動それぞれの団体間にさらに深い連携、それからが図られていくと考えております。
阪神淡路大震災記念人と防災未来センター
毎年5冊の防災絵本を出版し、世界各国でも使っていただこうと各国語に翻訳する計画を進めています。国連加盟の200カ国のうち、3分の1にあたる60カ国で災害が多発します。ほとんどは途上国です。海外でも防災の知恵を使っていただきたいということで、絵本とか紙芝居を使って普及させていきたいと思っています。100年後に、500冊の防災本ができるこれを目標にしています。
四国防災八十八話マップ
マップは令和3年から毎年1県ずつ発行しています。4年後にバトンを落としてしまわないように、今後も一生懸命取り組んでいきたいと思っております。
熊本地震 記憶の廻廊
後世に伝えていくためには、子供たちに知っていただくことがとても大事だと思います。多くの教育旅行等の取り組みとコラボしながら、防災意識の向上に努める取り組みを行っていきたいと思っております。
3.11伝承ロード
映像の記録化に力を入れ、市民の方が知らなかったような映像で、活動経緯を残すような映像アーカイブを作っています。今年やっと11本までできました。これらを積み重ねて、広げていく・深めていくことをやっていきたいと思っております。東日本大震災は本当に多くの教訓があります。認定を契機に、一生懸命また励んでいきたいと思っております。
えちごせきかわ大したもん蛇まつり
祭りには中学生が出席します。事前に羽越水害の状況、あるいはこの祭りがなぜできたかも重ねて説明した上で、担ぎ始めます。災害時には地域の学生、そして村外の仲間も復興の応援をしてくれるようになりました。災害伝承は大変なんですけども、37年間ということで、引き続き進めていきたいと思います。
稲むらの火の館
南海トラフの巨大地震が近づいていると言われる中で、1人でも多くの皆さんに「津波時には早く避難をする」ことを意識づける活動ということで、精一杯頑張っているところです。本日、この防災資産に認定されましたので、さらにみんなで一緒に、この活動を続けていきたいと考えています。
広島市豪雨災害伝承館
被災者として考えた防災プラン、復興プランを広島市に提案するまで、4年かかりました。今年も能登で災害が発生しました。我々がここ8、9年間でやってきたことが皆さんに伝わったら、これから4年かけて考えなくても、今日からでも新しい復旧ができるのではないかと思います。
黒潮町の防災ツーリズム
東日本大震災の1年後に南海トラフの巨大地震想定が出されました。高知県黒潮町は日本一の34.4mの津波高であるとの報告があり、本当に深刻でした。当時町長が1人の犠牲者も出さない、避難放棄者も作らないというスローガンを立てて、今まで取り組んでまいりました。私どもは、99.9%海の恵みをいただいております。「恵みと災い」、人と自然の付き合い方を考える黒潮町の防災ツーリズムに取り組んでおります。