海岸

6. 津波から身を守るにはどうすればいいの?

6-1 とにかく逃げる

強い地震(震度4程度以上)を感じたとき、または弱い地震であっても長い時間ゆっくりとした揺れを感じたときは、直ちに海浜から離れ、急いで高台などの安全な場所へ避難しましょう。 避難道路
海岸利用時については、避難誘導標識板等を確認して防潮堤の避難口・避難階段等を用い、避難ビル・高台又は避難地等へすみやかに移動して下さい。また、山ぎわや急傾斜地では山崩れ・がけ崩れが起こりやすいので、十分注意して下さい。 津波避難ビル(愛知県名古屋市)
津波避難タワー(和歌山県田辺市)
津波避難タワー(和歌山県田辺市)
避難道路
避難道路

6-2 避難に関する情報の提供

津波発生時は、防災無線や情報板から情報が提供されます。
また、津波の危険がある場所には、津波が来襲する危険があることを示す「津波注意」のほか、津波避難場所を示す津波標識が設置されています。万一に備え、海の近くにいるときには必ず確認しておきましょう。

津波表示板(東北地方整備局提供)
津波表示板(東北地方整備局提供)

津波に関する統一標識
津波に関する統一標識

津波ハザードマップは、津波が発生した時にその地域の住民が迅速に避難できるようにするためのものです。数値シミュレーションにより求めた浸水範囲や避難場所・避難路などを、地図上にわかりやすく書き込んであります。津波が起こる前はどのように逃げたらよいか検討し、また避難をする段階でも様々な情報を提供するものです。ハザードマップは、市町村が関連する機関と連携をとりつつ、責任を持って作成するものであり、配布も市町村で行われます。

津波ハザードマップの例(出典:山口県山口市HP)
津波ハザードマップの例(出典:山口県山口市HP

6-3 日頃の備え

  • 津波から身を守るためには、日頃からの災害に対する備えが重要です。
  • ハザードマップ等を用いて、自宅・勤務地・学校における危険度を把握しましょう。また、避難場所・避難経路や緊急連絡先を家族で確認しておきましょう。

避難場所
浸水地域と避難路の例

  • 避難場所での生活に最低限必要な準備をし、また負傷したときに応急手当ができるように準備しておきましょう。
  • 非常時持ち出し袋などは、いつでも持ち出せる場所に備えておきましょう。
【 非常時持ち出し品リストの例 】
現金・預金通帳 ラジオ・電池 懐中電灯
水・非常食 救急箱 防寒着・替えの下着

その他、ライターやロウソク・手袋・毛布・ヘルメット・ナイフ・缶切り・インスタントラーメン・ほ乳びんや防災ずきんなど用意しておくとよいでしょう。

(参考:消防庁HP)
(参考:消防庁HP)

ページの先頭に戻る