平成12年度 河川局関係事業における事業評価について

I. 新規事業採択時評価について



箇所名:山路地区地すべり対策事業



1.事業の概要
 1)位 置:徳島県徳島市
 2)諸 元:主な工法:アンカー工、横ボーリング工
 3)総事業費:約19.9億円

2.目的、必要性
 1)目 的:地すべりによる再度災害防止
 2)必要性:
 本地区は徳島市中心部にあり保全対象人家戸数が470戸と多く、周辺道路の通行量も非常に多い。
 平成12年10月に震度5強の地震により地すべりが発生し、マンション1棟一部損壊等の被害が発生したことから早急な対策が必要である。

3.費用効果分析の結果
 地すべり対策事業の費用便益分析マニュアル(案)に基づいて分析
便益(B) 費用(C) 事業効果(B/C)
177.42億円 18.56億円 9.56

4.検討
 以下の評価項目及び上記の費用対効果分析結果を総合的に判断の上、採択。
災害発生時の影響 過去の災害実績 災害発生の危険 地域開発
住宅・宅地開発の有無
保全人家戸数 公共的施設 災害弱者関連施設 河川への影響 直近の災害発生の有無 最大被災戸数 公共的施設 災害弱者関連施設 直近の災害発生年 地すべりの兆候
土砂量 河川種別 箇所全体 人家で兆候
470 道路       H12 1棟     明瞭 明瞭    

5.日程・手続き
 平成13年度 事業着手予定

6.関係者の意見
 地元住民及び地元自治体から早期事業実施の強い要望がある。