第2章 道路交通サービスの高度化

物流の効率化

環境や道路保全と調和した物流の効率化

大型車が支える日本の物流

日本の国内貨物輸送は、1970年から29年間でトンキロ数が約1.6倍に増加しています。この貨物移動の増加分の大半は営業用貨物自動車が分担し、29年間に約3.6倍と顕著な伸びをみせています。
また、欧米との比較においても貨物車等の大型車の混入率は高く、総交通量の3分の1以上となっています。こうしたことから、日本の物流は大型車によって支えられているといえます。
こうした車両の大型化は、輸送効率の面からもコスト縮減に結びつくことから、今後さらに進む傾向にあります。

輸送機関別の分担率の推移(輸送トンキロ)


グラフイメージ
資料:「陸運統計要覧」

貨物移動量の増加の大部分は、営業用貨物自動車など大型車が支えている

大型車混入率(海外との比較)


グラフイメージ

欧米と比較しても混入率の高い貨物車が日本の物流を支えている

最大積載重量別の距離制運賃の比較


グラフイメージ
全日本トラック協会ホームページより作成

大型車両ほど1トン当たりの運賃が安価となり、輸送効率が向上


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