第2章 道路交通サービスの高度化

ETCの展開と活用

施策の多様化

期待されるETCの普及拡大

ETCの車載器の普及台数は約44万台(2002年8月末)で、販売開始から1年4ヵ月目となる2002年7月に40万台を突破しました。1996年4月から始まったVICS(道路交通情報通信システム)は500万台近く(2002年6月)普及していますが、当初1年間で13万台弱、40万台普及までに約2年間かかっていました。
今後さらに車載器の普及は拡大すると予想されますが、料金所での利用率はまだ3%ほどであることから、様々な割引制度や専用レーンの拡充、民間によるキャンペーンなどによる普及の向上を目指しています。

ETCの普及状況



「ETC期間限定特別割引」
(申し込みは2002年6月末終了)

登録受付期間(2001年11月1日〜2002年6月30日)内に登録したETCカードを使って、割引適用期間(2001年11月30日〜2004年6月30日)内に日本道路公団、首都高速道路公団、阪神高速道路公団の高速道路等を利用した場合、通行料金の20%を割引。ただし、各公団につき割引累計額は1万円まで。

パンフレットイメージ

「ETC前払割引」
(2002年7月19日開始)

ETC車載器をセットアップし、クレジットカード会社発行のETCカードを使って登録し、前払金を支払うと、申込単位に応じた金額(利用可能金額)まで、日本道路公団、首都高速道路公団、阪神高速道路公団の高速道路等が利用できます。

申込単位利用可能金額割引率
10,000円10,500円4.8%
50,000円58,000円13.8%

インターネット画面イメージ
詳しくは、http://www.etc-plaza.jp/

利用方法

概要イメージ

ETC専用レーンの拡充

2002年度中には全国の主要な料金所約900ヵ所にETCのサービスを拡大する予定です。さらに、ETC専用レーンの拡充も図ります。

車載器メーカーや販売店等による各種キャンペーンの実施

民間による車載器の販売促進とともに、ETC車載器のセットアップ店のオンライン化を進め、利用者の利便性を高めていきます。



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