第5章 標準化への取り組み

標準化への取り組み(国際)

国際標準化への取り組みとその効用

ITU:国際電気通信連合

国際電気通信連合(ITU)は、世界の電気通信に関する各国政府間の国際組織です。地上および宇宙(衛星)における周波数利用(および静止衛星軌道位置)に係る国際規約と国際条約を採択することを目的としています。各国は自国の法令をこの採択に基づき決定しなければなりません。その他、通信の世界規模での相互接続性を確保するための諸標準の開発や開発途上国に対する技術的援助など、多くの役割を担っています。
ITUの組織は、全権委員会議を最高意志決定機関とし、46の理事国で構成される理事会があります。そして、具体的な作業を進めているのが無線通信部門(ITU-R)、電気通信標準化部門(ITU-T)、電気通信開発部門(ITU-D)の3部門です。
ITUのTICS(Transport Information and Control Systems)への取り組みは、1994年にアメリカが新しい研究課題案として設置することを、ITU-Rに提案したことに始まります。1995年に正式に承認され、ITU-RのSG(Study Group)8のWP(Working Party)8Aが担当しています。




ITS HandBookトップページへ


ITS ホームページへ