第5章 標準化への取り組み

標準化への取り組み(国際)

国際協調のもとにITSを推進

スマートウェイを軸とした国際協調の推進

1998年10月に建設省土木研究所(当時)で開催された第6回日米ITSワークショップでは、スマートウェイ(1-17,18,19,20,21,22)に関し両国が技術協力で密接に関係していくことが確認されました。2000年に開催された第8回日米ITSワークショップからは日米両国で共通のテーマを検討していくITS Joint Research Program を開始し、より緊密な強調関係を構築しながら研究開発を推進しています。
また、1998年10月の建設省(現国土交通省)とフランス国立交通・安全研究所(INRETS)による日仏両国のITSについての意見交換、1998年12月の建設省(現国土交通省)とイギリス道路庁による第1回日英道路ワークショップでも、スマートウェイについて情報や意見を引き続き交換していくことに合意しました。2000年10月には建設省土木研究所(現国土技術政策総合研究所)のテストコース(茨城県つくば市)で、建設省と運輸省(現国土交通省)が共同で走行支援システムの実証実験「スマートクルーズ21」を行いました。路車協調によるシステムの研究開発や国際標準化を産学官の連携、国際的な協調のもとで推進するため、AHS(走行支援道路システム)の実証実験について1999年11月から国内外に対して広く参加者を公募し、その結果、海外から、現代自動車(韓国)、ダイムラー・クライスラー(ドイツ)、カリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)が参加しました。
実証実験の実施期間中、公開デモ「Demo2000」(2000年11月28日〜12月1日)の開催にあわせて、第3回日英ワークショップを開催するなど、ITS分野における国際連携・協調の体制づくりや円滑な国際標準化の推進に取り組みました。



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