(掲載日:2001.6.7)
<参考資料2>
実証実験の評価結果の概要
1.前方障害物衝突防止支援サービス
一般道を模したコースで実験した結果、障害物の手前で停止する際の最大減速度が、サービスを実施することで3.8m/s2→3.2m/s2と平均約0.6m/s2低下し、事故につながる危険性が減少することが裏付けられました。
雨霧環境での実験でも、95%の被験者が役立つと回答しています。(アンケート調査)
年齢と最大減速度の関係は次の通りです。

年齢による差異は、ほとんどないのですが、サービスをすることで、太線で囲んだ最大減速度5 m/s2を超える被験者が減少することが判ります。
5 m/s2は、急ブレーキに相当し、急ブレーキが減少することは、それだけ安全に運転できることを意味します。
2.カーブ進入危険防止支援サービス
直進からカーブ(R=147.5m)に入る試験コースの実験において、カーブ手前でカーブの存在を情報提供するサービスを実施することにより、カーブに進入する時の車速が、95.9km/h→90.1km/hと平均約6km/h低下しました。また、時速100km/hを超える高速度で進入する被験者の人数も減少し、事故につながる危険度が減少することが判りました。

3.路面情報活用車間保持等支援サービス
先行車と後続車の2台の車両が連なって走行する状況で、何らかの原因で先行車がブレーキをかけ車間が詰まった場合、事前に、路面状況を提供するサービスを実施することで、後続車がブレーキをかけ始めた時の車間時間は、1.8秒→2.45秒と平均約0.65秒拡大する結果が得られました。提供する路面情報が乾燥状態でも水膜状態でも後続車はサービスがない場合より早めにブレーキをかけ、車間時間が拡大する傾向にあり、先行車に追突するなどの危険性が減少する結果が得られました。


4.その他のサービス
交差点の出合い頭衝突防止、右折衝突防止、横断歩道歩行者衝突防止、及び、単路の車線逸脱防止の各支援サービスは、被験者に対するアンケート調査では、サービス間で多少のバラツキはあるものの、73%から92%の高率でこのサービスが役立つと回答しています。特に、車線逸脱防止支援サービスでは、女性と65才以上の高齢者では100%の被験者が役立つと回答しています。
5.ドライバの受容性評価 (サービスの認知率)
ドライバの受容性評価の一環として、情報提供や警報時の内容をドライバがきちんと認知できたかをアンケートにより調査しました。
(1)情報提供の認知率(情報提供を認識できた割合)
雨・霧環境を除いては認知率は高い結果となりました。雨・霧環境では、視界不良での運転に集中して音声の情報を聞き逃すか、理解できなかったためと考えられます。

(2)警報の認知率(警報を認識できた割合)
情報提供より認知率は上がっています。これは、音声より、警報音のブザー のほうが認識しやすいためと考えられます。

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