(1)指標の動向 |
■ | 無電柱化率は電柱・電線のない道路の割合 |
■ | 平成14年度の市街地の幹線道路の無電柱化率は7%。平成15年度では9%と2ポイント向上し、目標を達成 |
■ | 我が国の無電柱化は昭和61年度より本格的にスタートし、毎年着実に向上。しかし、ロンドン、パリ、ボン(100%)など、欧米主要都市に比べると大きく立ち遅れ(図15-1) |
(2)達成度報告(昨年度の成果) |
■ | 都道府県間において無電柱化率に大きな拡差
市街地の幹線道路における無電柱化率は、政令市では東京23区がトップで45.7%、札幌市が最低で4.3%、都道府県では鳥取県が最高で30.9%、愛媛県が最低で1.8%と都市間・都道府県間において大きな拡差。(表15-1) |
■ | 直轄国道と比較して補助国道及び都道府県道の無電柱化に遅れ
市街地の幹線道路の無電柱化率は、直轄国道(約19%)に比べ補助国道(約5%)及び都道府県道(約7%)が低く、地方公共団体の一層の積極的な取組みが必要。また幹線道路の9%に対して市区町村が管理する非幹線道路ではわずか1%。(表15-2) |
(3)業績計画 (今後の取組み) |
■ | 浅層埋設方式の標準化や裏配線・軒下配線の導入によりコストを大幅に縮減 |
■ | 歴史的街並みを保存すべき地区等の主要な非幹線道路においても面的に整備 |
■ | 平成16年度末で無電柱化率を10%とすることを目標に整備を推進 |