(2)産業の振興 千葉県 データまとめ 平成11年 2-54
●国道127号富津館山道路 ●平成11年3月開通
富津館山道路の開通により内房地域の観光客数が増加
南房総地域へ通じる幹線道路が国道127号のみの課題
・東京湾に面する千葉県の内房地域は、海水浴場や鋸山、南房総国定公園など、豊富な観光資源を有する関東有数の景勝地。
・南房総地域へ通じる幹線道路が国道127号のみで、首都圏とのアクセス性が低いことから、内房地域を訪れる観光客数は横ばいであった。
国道127号富津館山道路の富津竹岡IC〜鋸南富山IC(延長11.0km)が開通
・慢性的な交通渋滞の発生、異常気象時における通行止めなど、現道127号が抱える問題点の解決のため計画された道路。
南房総地域の観光産業の活性化に貢献
・富津館山道路の開通で、これまで南房総地域に通じる唯一の幹線道路であった現道127号の交通混雑が緩和。
・南房総地域の観光施設別入込み客数が昨年度と比べ、今年度は平均で約18,000人、全体で約73,000人増加。
道路交通の利便性向上により南房総の修学旅行先としての魅力が向上
・富山町では、富津館山道路開通後、修学旅行での体験農業(グリーンツーリズム)の受入れを開始し、5〜6月で長野県、岐阜県から合計約400人の集客があった。
・東京湾アクアライン、館山自動車道に加えて富津館山道路が開通したことで、南房総地域へのアクセス性が向上し、南房総地域が観光地として新たな注目を集めている。
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