(3)地域の振興 神奈川県・千葉県 データまとめ 平成9,10年 3-146
●東京湾アクアライン ●平成9年12月開通
東京湾アクアラインの開通による地域交流の向上
東京湾アクアライン(東京湾横断道路)
・平成9年12月18日に開通した東京湾アクアライン(東京湾横断道路)は、東京湾を渡る最初の道路で、神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ、延長15.1kmの一般有料道路。
・東京湾岸道路などと一体となり、東京都市圏の環状道路を構成し、交通混雑の緩和、産業活動の向上に大きな役割を担っている。
京浜地域と房総地域の距離拡大
・東京湾に隔てられ、往来に不便だった京浜地域と房総地域がアクアラインの開通により、東京湾を超えて2時間で行ける範囲が拡大。
・レジャーエリアの拡大、新鮮な農水産物の入手、成田空港・羽田空港までのアクセス向上を実現。
木更津〜川崎間の時間短縮
・開通までは、木更津市から川崎市への通勤・通学時間は、鉄道あるいはフェリーとバスを利用して2時間以上かかっていた。
・東京湾アクアラインが開通することで約85分に短縮。
既存交通量の分散・誘発化
・東京湾アクアラインの開通で、千葉南IC以北の東京湾岸沿いの東関東自動車道(水戸線)、京葉道路の交通量および平日一般部の交通量が減少傾向。
・木更津側の東関東自動車道(館山線)および休日における国道16号において誘発効果により交通量が増加。
走行時間は、季節、曜日、天候状態などの道路交通事情によって影響を受けるものであり、記載の走行時間は一つの目安。なお、高速道路は法定速度、一般道は30 〜40km/h で算出。
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