(3)地域の振興 佐賀県 データまとめ 平成15年 3-254
●国道263号三瀬トンネル ●昭和61年7月開通
トンネル開通で山村と都市の交流が定着
国道263号三瀬トンネルの開通前
・国道263号は佐賀市と福岡市を結ぶ主要幹線道路。
・県境の三瀬峠は、冬場の積雪、路面凍結(年平均35日)のため、しばしば交通不能になっていた。
・道路は、屈曲箇所が50箇所と多く、自動車交通の大きな障害となっていた。
トンネル開通後
・積雪、路面凍結の解消により、冬期の交通が確保された。
・約40箇所の屈曲箇所が解消され、交通安全が確保された。
地域への波及効果
・トンネルの開通後、三瀬村には観光牧場「どんぐり村」、観光農園、キャンプ場、物産直売所などの集客施設ができ、観光客が増加。
・近年オープンした温泉施設は、福岡都市住民を中心に多くが利用。その他、農業体験など都市住民との交流を目的とした催しなども企画され、活力あふれる地域づくりが行われている。
・休日の交通量は平日の約2倍で、都市住民にとって、癒しのレジャー地域として定着している。
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