(3)地域の振興 香川県・徳島県 データまとめ 平成9年 3-78
●国道318号鵜の田尾トンネル ●昭和61年3月開通
国道318号鵜の田尾トンネルの開通で県境を越えた交流が活発化
白鳥町は徳島県境に接し、昔から経済、文化、民族的相互関係などの交流が盛ん
・国道318号は徳島への道として、古くから鵜の田尾峠を越えて土成町へのルート。
・山間部特有の急カーブの連続、狭い道幅、冬季の凍結などがあり、交通の難所。
・昭和57年、トンネル建設に着手、総工事費30億円、3年3カ月をかけて、昭和61年3月完成。これにより、道路が約5km、走行時間が約25分短縮され、交通の安全も確保された。
道路開通で広がる地域の交流
・徳島県土成町とは、町議会の交歓会など行政面での交流も開始。当町の恒例の「白鳥まつり」には、土成町の阿波おどりチーム「役場連」が出場し、花を添えている。
・トンネル開通で、主婦の県外の買物圏は国道11号ルートによる鳴門市、徳島市から、阿讃山脈を越えた徳島県中部が対象に。
・誰もが気軽に行けるということで人的交流も盛んに。
白鳥町黒川にある町営の白鳥温泉では、徳島からの入場者が増加
・白鳥町経由する徳島と香川の物流は、これまで、海岸沿いの国道11号のみであったが、山間部を貫く国道318号の比重が増大。
・台風時の迂回ルートとしての役割も果たしているが、交通量の増大により、交通事故への対応も迫られている。
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