(8)その他 愛媛県 データまとめ 平成8年 8-10
●2級町道井頭船瀬線 ●昭和52年3月開通
山火事の消火に生かされた島一周道路
過疎の離島では道路整備は大切な自己防衛
・昭和59年4月29日午後2時20分頃(晴天・風力約2m)、島内一周道路南東側の漁具倉庫より出火。周囲に延焼、山火事に寸前に。
・火元より約25m上部を横切っていた道路からは、スコップで土をかぶせたり、鎌で雑草を苅ったりの消火活動。海岸側からは、漁船で消防ポンプを搬送、砂浜より海水にて消火にあたり、適切な両面からの消火で、山火事を未然に防いだ。
・島内一周道路は、島の産業・観光道路でもあるが、この事件で防災道路であることも再確認され、いっそうの整備、改良が促進。
・過疎の離島では、道路整備は不必要だと思われるが、本土より遠く、小さい村であるがゆえに、道路整備は大切な自己防衛の一つ。
・若者の定住促進にも効果。
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