橋、高架等の道路等の技術基準の改訂について |
平成13年12月27日
<基準の性能規定化> 現行の基準は、橋梁を設計する際に守るべき材料、構造、設計手法などを具体的に規定しています。このような基準を仕様規定といい、同じ仕様のものを確実に設計することには適していましたが、新技術や新工法は採用されにくい規定となっています。これに対し改訂後の基準は、こうした材料、構造、設計手法などに要求される性能を規定するものであり、従前の仕様規定では採用されにくかった新技術や新工法が要求性能を満足することを確認することで採用できるようになり、コストや工期の縮減などに資する技術開発が一層促進されるものと期待されます。このような基準を性能規定と呼び、国際的な流れでもあります。 <耐久性の向上> また、我が国においては、高度成長期に数多く作られた道路構造物の老朽化が今後ますます顕在化することが予想されており、これらの維持修繕、更新は今後の道路管理の大きな課題の一つとなっています。こうしたなか、鋼橋の疲労損傷対策やコンクリート橋の塩害対策など耐久性を向上させる技術について一定の知見が得られたことから、改訂を行うものです。これにより、鋼橋や海岸付近のコンクリート橋の耐久性が向上し、ライフサイクルコストの低減や長寿命化が図られるものと期待されます。 <その他> 橋脚等のフーチングのせん断耐力算定法や支承の許容応力度の地震時における割増係数を見直すなど、耐震設計等の合理化を図っています。
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