II 有料道路制度の課題

4. 有料道路の運用に関する課題

 -(4) プール制の問題点

高速自動車国道の収支率一覧(平成12年度)

路線名
( )内は道路の通称
開通延長
(km)
収入
a
(億円)
費用 b (億円) 収支率
b÷a
×100
  道路価額
(億円)
キロあたりコスト
開通年度 開通率
管理費 金利 合計
北海道縦貫自動車道
(道央道)
349
(320)
344
(364)
167
(149)
402
(388)
568
(536)
165
(148)
10,070
(29)
昭和46年度〜 73%
(67%)
北海道横断自動車道
(札樽道・道東道)
131
(131)
115
(111)
53
(50)
118
(98)
171
(148)
149
(134)
3,647
(28)
昭和46年度〜 32%
(32%)
東北縦貫自動車道 766
(766)
2,288
(2,306)
391
(408)
173
(211)
563
(619)
25
(27)
23,378
(31)
  96%
(96%)
  弘前線
(東北道・東京外環道)
698
(698)
2,247
(2,266)
370
(388)
97
(135)
467
(522)
21
(23)
21,256
(30)
昭和47年度
 〜平成5年度
100%
(100%)
八戸線 ※1
(八戸道)
68
(68)
41
(40)
21
(20)
75
(77)
96
(97)
236
(241)
2,122
(31)
昭和61年度〜 70%
(70%)
東北横断自動車道 460
(450)
318
(310)
140
(136)
504
(469)
644
(606)
203
(195)
15,772
(34)
  89%
(87%)
  釜石秋田線
(秋田道)
123
(123)
67
(68)
36
(37)
115
(112)
151
(149)
225
(219)
3,448
(28)
平成3年度〜 74%
(74%)
酒田線
(山形道)
125
(115)
75
(69)
42
(38)
148
(122)
190
(160)
253
(233)
4,809
(39)
昭和63年度〜 91%
(84%)
いわき新潟線
(磐越道)
213
(213)
176
(173)
63
(62)
240
(235)
303
(296)
173
(171)
7,516
(35)
平成2年度
 〜9年度
100%
(100%)
関越自動車道 449
(449)
1,374
(1,364)
297
(296)
534
(549)
831
(845)
60
(62)
25,983
(58)
  100%
(100%)
  新潟線
(関越道)
246
(246)
1,004
(1,039)
199
(205)
253
(273)
452
(478)
45
(46)
13,935
(57)
昭和46年度
 〜60年度
100%
(100%)
上越線 ※2
(上信越道)
203
(203)
371
(326)
98
(91)
281
(276)
379
(367)
102
(113)
12,049
(59)
平成4年度
 〜11年度
100%
(100%)
常磐自動車道
(常磐道・東京外環道)
200
(200)
817
(819)
126
(130)
231
(248)
357
(377)
44
(46)
11,612
(58)
昭和56年度〜 64%
(64%)
東関東自動車道
新東京国際空港線
113
(113)
653
(660)
99
(105)
76
(79)
175
(184)
27
(28)
7,420
(65)
  66%
(66%)
  館山線 ※3
(館山道)
35
(35)
111
(110)
22
(22)
76
(79)
98
(101)
88
(92)
3,382
(97)
平成7年度〜 64%
(64%)
水戸線
(東関東道)
75
(75)
535
(543)
75
(80)
0
(0)
75
(80)
14
(15)
3,997
(54)
昭和46年度〜 67%
(67%)
新東京国際空港線
(新空港道)
4
(4)
6
(6)
2
(2)
0.4
(0.5)
3
(3)
44
(44)
42
(11)
昭和53年度 100%
(100%)
北関東自動車道
(北関東道)
55
(14)
22
(-)
9
(-)
35
(-)
44
(-)
198
(-)
3,731
(68)
平成11年度〜 41%
(11%)
中央自動車道 632
(632)
3,054
(3,065)
513
(544)
138
(143)
651
(687)
21
(22)
28,488
(45)
  100%
(100%)
  富士吉田線
(中央道)
94
(94)
515
(524)
93
(89)
0
(0)
93
(89)
18
(17)
3,731
(40)
昭和42年度
 〜51年度
100%
(100%)
西宮線 ※4
(中央道・名神)
462
(462)
2,324
(2,331)
379
(412)
0
(0)
379
(412)
16
(18)
19,482
(42)
昭和38年度〜 99%
(99%)
長野線 ※5
(長野道)
76
(76)
215
(210)
41
(43)
138
(143)
178
(186)
83
(89)
5,274
(70)
昭和60年度
 〜平成4年度
100%
(100%)
第一東海自動車道
(東名)
347
(347)
2,687
(2,692)
377
(399)
0
(0)
377
(399)
14
(15)
15,385
(44)
昭和43年度
 〜44年度
100%
(100%)
東海北陸自動車道
(東海北陸道)
145
(109)
117
(92)
55
(36)
260
(212)
315
(248)
269
(270)
8,859
(61)
昭和60年度〜 78%
(59%)
第二東海自動車道
(伊勢湾岸道)
5
(5)
3
(3)
4
(4)
33
(34)
37
(38)
1142
(1230)
1,610
(316)
平成9年度〜 2%
(2%)
北陸自動車道
(北陸道)
487
(487)
940
(924)
267
(281)
539
(531)
806
(812)
86
(88)
18,516
(38)
昭和47年度
 〜平成9年度
100%
(100%)
近畿自動車道
関西国際空港線
377
(377)
1,629
(1,618)
285
(295)
333
(343)
618
(637)
38
(39)
21,737
(58)
  49%
(49%)
  伊勢線 ※6
(伊勢道)
69
(69)
142
(143)
29
(30)
36
(39)
66
(70)
46
(49)
2,027
(29)
昭和50年度
 〜平成4年度
100%
(100%)
名古屋大阪線
(東名阪道・西名阪道・近畿道)
137
(137)
1,080
(1,067)
169
(178)
51
(61)
220
(239)
20
(22)
9,775
(71)
昭和43年度〜 88%
(88%)
名古屋神戸線
(伊勢湾岸道)
5
(5)
3
(-)
2
(-)
13
(-)
14
(-)
441
(-)
579
(114)
平成11年度〜 3%
(3%)
紀勢線
(阪和道)
73
(73)
305
(309)
52
(52)
97
(103)
149
(156)
49
(50)
4,559
(63)
昭和49年度〜 36%
(36%)
敦賀線
(舞鶴道)
87
(87)
88
(90)
29
(30)
96
(98)
125
(128)
142
(143)
3,237
(37)
昭和61年度〜 54%
(54%)
関西国際空港線
(関西空港道)
7
(7)
11
(11)
4
(4)
40
(41)
44
(45)
404
(416)
1,560
(236)
平成6年度 100%
(100%)
中国縦貫自動車道
(中国道)
543
(543)
852
(847)
196
(205)
242
(257)
438
(462)
51
(55)
12,450
(23)
昭和44年度
 〜57年度
100%
(100%)
山陽自動車道
(山陽道)
445
(417)
1,287
(1,276)
209
(211)
716
(747)
925
(958)
72
(75)
28,534
(64)
昭和56年度
 〜平成12年度度
100%
(94%)
中国横断自動車道 192
(178)
127
(125)
54
(53)
181
(177)
235
(230)
185
(184)
5,829
(30)
  50%
(46%)
  岡山米子線
(岡山道・米子道)
107
(107)
75
(76)
34
(32)
119
(116)
152
(148)
203
(194)
3,551
(33)
平成元年度〜 96%
(96%)
尾道松江線
(山陰道)
14
(-)
-
(-)
-
(-)
-
(-)
-
(-)
-
(-)
520
(37)
平成12年度〜 10%
(0%)
広島浜田線
(広島道・浜田道)
71
(71)
51
(48)
20
(21)
62
(61)
82
(81)
159
(168)
1,757
(25)
昭和59年度
 〜平成3年度
100%
(100%)
四国縦貫自動車道
(松山道・徳島道)
222
(190)
225
(180)
66
(62)
341
(274)
408
(336)
181
(187)
11,067
(50)
昭和59年度
 〜平成12年度
100%
(86%)
四国横断自動車道
(高松道・高知道)
155
(125)
168
(167)
50
(51)
226
(222)
275
(272)
164
(164)
8,283
(53)
昭和62年度〜 55%
(44%)
九州縦貫自動車道
関門自動車道
437
(437)
1,186
(1,175)
202
(210)
218
(239)
421
(449)
35
(38)
13,269
(30)
  100%
(100%)
  鹿児島線
(九州道)
345
(345)
1,067
(1,054)
178
(182)
138
(156)
316
(338)
30
(32)
11,322
(33)
昭和46年度
 〜平成7年度
100%
(100%)
宮崎線 ※7
(宮崎道)
83
(83)
73
(73)
18
(21)
70
(72)
88
(93)
120
(127)
1,534
(19)
昭和50年度
 〜56年度
100%
(100%)
関門自動車道
(関門橋)
9
(9)
46
(47)
6
(7)
10
(11)
17
(19)
36
(39)
413
(44)
昭和48年度 100%
(100%)
九州横断自動車道
長崎大分線(長崎道・大分道)
246
(246)
420
(411)
89
(90)
344
(337)
433
(427)
103
(104)
10,498
(43)
昭和57年度〜 88%
(88%)
東九州自動車道
(東九州道)
38
(21)
5
(-)
6
(-)
30
(-)
36
(-)
708
(-)
1,510
(40)
平成11年度〜 12%
(6%)
沖縄自動車道
(沖縄道)
57
(57)
106
(100)
35
(39)
82
(79)
116
(118)
110
(118)
2,173
(38)
昭和50年度
  〜62年度
100%
(100%)
 
(注)
  1. 下段( )内は前年度の数値です。但し、道路価額欄については、キロ当りコストです。
  2. 路線の区分は、原則として「国土開発幹線自動車道建設法」(昭和32年法68号)の予定路線によるものです。但し、※のついている路線については、以下のとおり整理しました。
    ※1:安代JCT 〜八戸間を八戸線に区分。
    ※2:藤岡〜更埴JCT〜上越JCT間を上越線に区分。
    ※3:千葉市〜木更津南間を館山線に区分。
    ※4:大月JCT 〜小牧JCT 、小牧〜西宮間を西宮線に区分。
    ※5:岡谷JCT 〜更埴JCT間を長野線に区分。
    ※6:関JCT〜伊勢間を伊勢線に区分。
    ※7: えびの〜宮崎間を宮崎線に区分。
  3. 中国横断自動車道 尾道松江線については、開通が平成12年度途中で営業日数が1年に満たないため、収支率は記載していません。
    なお ・中国横断自動車道尾道松江線 収入20百万円、費用は73百万円(管理費46百万円+金利27百万円)
  4. 端数処理の関係上、計が合わないことがあります。