道路

LRTの導入支援

1. 日本の路面電車の現状

  • 日本では、昭和40年代の急速なモータリゼーションの進展、バスや地下鉄への転換に伴い路面電車の廃止が続きました。
  • 現在では、全国21都市20事業者、路面延長約206kmが営業しています。(令和3年9月現在)
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図-1 路面軌道の推移

(公社)日本交通計画協会調べ

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図-2 日本の路面電車・・・21都市20事業者延長約206km(令和3年9月現在)

2. LRTとは

  • LRTとは、Light Rail Transitの略で、低床式車両(LRV)の活用や軌道・電停の改良による乗降の容易性、定時性、速達性、快適性などの面で優れた特徴を有する軌道系交通システムのことです。
  • 近年、道路交通を補完し、人と環境にやさしい公共交通として再評価されています。
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●ルクセンブルク

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●広島市

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●ラバト(モロッコ)

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●松山市

3. LRTの整備効果

  • 交通環境負荷の軽減
    LRTは、環境負荷の小さい交通体系の実現に有効な交通手段です。
  • 交通転換による交通円滑化
    都市内の自動車交通がLRTに転換されることにより、道路交通が円滑化されます。
  • 移動のバリアフリー化
    低床式車両や電停のバリアフリー化により、乗降時の段差が解消されるなど誰もが利用しやすい交通機関です。
  • 公共交通ネットワークの充実
    鉄道への乗り入れや他の公共交通機関(鉄道、地下鉄、バス等)との乗換え利便性向上、P&R駐車・駐輪場の整備を図ることで都市内交通の利便性が向上します。
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●車椅子で乗降する様子(富山市)

  • 魅力ある都市と地域の再生
    LRT導入を契機とした道路空間の再構築や、トランジットモールの導入などにより、中心市街地の活性化や、都市と地域の魅力の向上が期待されます。

4. LRT整備に対する支援

  • 日本では全国各地でLRTの導入に向けた取り組みがなされている中で、補助事業や支援施策が拡充されています。

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