○公募期間   平成15年8月11日〜10月3日

  長距離のトラック輸送を海運や鉄道を利用した輸送方法へと転換するものを中心に、15件の実験計画が応募されました。

○検討会の開催 平成15年11月11日

 応募された実験計画について、学識経験者等からなる検討会で審査され、下記の基準により15件すべてが推薦されました。


○認定

推薦された実験計画のうち、補助金百万円あたり1年間のCO2排出削減量が大きいものから順に、予算額の範囲内のものを認定することとし、推薦された15件全てを認定いたしました。


※一次募集認定分と合わせると、今年度行う実証実験全36件では、補助金額合計約2.5億円でCO2排出量を約3.8万t-CO2削減する計画となります(東京ディズニーランド約90倍の面積の森林に相当)。

NOx、PM等の排出削減効果

 トラックの走行台キロを削減するとともに、都市部の通過交通を削減することにより、NOx、PM等の排出量を削減し、幹線道路沿道や都市部での住環境改善、渋滞緩和、交通事故削減に貢献します。

■認定後の流れ

○事業開始

 認定された実験計画については、補助金交付に関する手続きを経た後に順次事業が開始されます。

○実験期間

 15件ともそれぞれ1年間の輸送実験を行い、輸送モード間の積み替えやその他事業者間の調整がスムーズに行えるかどうか、輸送時間は妥当か等、新しい輸送方法が経営的に実現可能かどうか検証します。

○実施状況報告

 認定を受けて行われる実験については、毎年度末に開催する検討会で分析・評価し、結果を公表いたします。成功事例については、輸送方法の環境負荷低減を検討中の多くの事業者の参考として活用されることとなります。

○実験後

計画どおり遂行できることが確認されれば、各事業者は当該区間の輸送量を拡大したり、対象を他のルートに拡大したりしながら継続して実施することとしています。

6t

■認定にいたるまで