国土交通省では、東京オリンピック・パラリンピック競技大会(以下、「東京2020大会」)の開催を翌年に控え、世界各国から多くの大会関係者や観客が訪れる大会期間中は大会関係車両や観客の交通需要の影響により混雑の深刻化が懸念される中、大会運営と経済活動の両立を図るためには交通量の抑制や平準化等を促進する必要があります。また、国民生活に不可欠な食品の物流については手荷役作業が多い等の課題があり取扱いを敬遠されるケースが出始めているため合理化を促進する必要があります。
そのため、東京2020大会期間中の交通量抑制や平準化等及び合理化による安定的な食品流通の確保を目的とした実証事業の公募を令和2年2月21日から令和2年3月27日までの間に行い、以下の15事業を選定しましたのでお知らせいたします。
国土交通省としては、本事業の成果の横展開等により、大会時の円滑な輸送や安定的な食品の物流の確保を図ってまいります。
《企画提案概要資料》
東京2020大会
代表事業者名 ※五十音順 | 事業概要 |
コカ・コーラボトラーズジャパン(株) | 河川輸送による輸送能力の確保 |
住商グローバル・ロジスティクス(株) | 日中ルート配送から夜間ルート配送への転換 |
(株)souco | 物流拠点の分散化によるルート及びコストの最適化 |
つばさトラック事業協同組合 | 運行管理表共有による効率化輸送 |
日本通運(株) | コンテナ仮置場(通運デポ)の活用 |
日本通運(株) | 内航船による海上コンテナの習志野市拠点への輸送 |
日本フレートライナー(株) | 京浜港と関東内陸部を結ぶ鉄道輸送 |
プラスオートメーション(株) | 倉庫内仕分け作業におけるロボットの活用 |
ヤマト運輸(株) | 顔認証システムを活用した配送効率向上 |
代表事業者名 ※五十音順 | 事業概要 |
(株)エムスクエアラボ | 生鮮食品の長距離幹線スイッチ輸送の合理化 |
加藤産業(株) | 入荷検品レスの推進 |
全農物流(株) | 農産物輸送のパレット化による手荷役時間の削減 |
トランコム(株) | 連結トラックを活用した共同輸配送、パレット管理システムの構築 |
丸紅ロジスティクス(株) トランコム(株) |
食品業界の一貫パレチゼーションの実現 |
ヤマト運輸(株) 新潟主管支店 | 青果物少量多品目輸送の効率化 |