2.免許保有・自家用車運転の状況

(1)運転免許の保有状況

 「自分が保有している」と「自分は保有していないが、家族が保有している」を合わせて9割近くの世帯では家族の誰かが運転免許を保有しています。15〜64歳の健常者では8割以上、前期高齢者、身障者(バス乗降可)、身障者(バス乗降不可)でも5〜6割が免許を持っています。
図3-2 運転免許の保有状況(属性別、単位:%)
 

(2)自家用車の運転頻度(通勤・通学を除く)

 免許保有者は、約4割がほぼ毎日運転し、週1日以上運転する人は全体で6割以上に上っています。このうち、前期高齢者は15〜64歳の健常者とほとんど傾向が変わらず、後期高齢者でも約1/4の人は毎日運転すると回答しています。また、身障者(バス乗降不可)でも約4割が週1回以上運転しています。
図3-3 自家用車の運転頻度(属性別、単位:%)
 

(3)運転継続の意志

 免許を保有している人の6割強が「年ととってもできる限り運転を続けたい」と回答しており、「一定の年齢になったら運転をやめたい」という人は約1/4にとどまっています。この中で、前期高齢者より後期高齢者の方が運転を継続したいという割合が高く、また、身障者(バス乗降不可)の運転継続意思は9割近くに達しています。
図3-4 運転継続の意志(属性別、単位:%)
 

(4)運転をやめたい年齢

 「一定の年齢になったら運転をやめたい」という人にその年齢を聞いたところ、自分が年を取ると運転をやめたい年齢も同じだけ高くなっていく傾向がみられます。このことから、実質的には「年をとってもできる限り運転を続けたい」という回答に近い人が多いものと考えられます。
表3-1 運転をやめたい年齢(年齢階層別、単位:%)
 


目次へ    次へ