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 国土審議会第3回計画部会議事概要
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  1. 日時
     平成17年11月10日(木)14:00〜16:00

  2. 場所
     虎ノ門パストラル 鳳凰東の間

  3. 出席委員(敬称略)
     森地部会長、石、垣内、香山、河田、鬼頭、小林、坂本、寺島、林、福武、村木、村田、安居、山本、和気

  4. 議事(概要)
    (1)開会
    (2)
    議題1
    産業展望・東アジア連携に関する論点について    
     寺島専門委員会委員長及び事務局から資料2について説明後、質疑応答、意見交換。
    議題2
    ライフスタイル・生活に関する論点について
     鬼頭専門委員会委員長及び事務局から資料3について説明後、質疑応答、意見交換。
    議題3
    その他
     事務局から次回のスケジュールについて説明。
    (3)閉会

  5. 主な発言内容

    (1)議題1「産業展望・東アジア連携に関する論点について」

    • 中国・ASEANと日本との関係をどう考えていくかという点が重要だ。
    • アジアといっても地域ごとに役割が違っている。日本は、どこの部分はアジアと競争して、どこの部分はアジアに任せるのかという検討が必要だ。
    • アジアとの連携を進めるといっても、いまの日本の置かれている状況から考えれば空疎なものだ。まずは、段階的な接近方法が必要だ。お互いに連携することによってメリットが還元できるようにしなければならない。
    • アジアを対象としたネットワーク型の産業を進めるのは、災害リスクが大きい。中国と東南アジアでは、風水害や地震・火山などの災害が今後増える。
    • 情報の蓄積とそれを担う知的なセンターを日本に作っていくことが必要だ。観光ツアーをかき集めただけでは、観光立国にはならない。
    • 人口減少に伴って、移民かロボットかという選択が迫られる時代が来るだろう。
    • アジアとの連携が進めば、多様な人口移動が起こるのではないか。
    • 海外で活躍する日本人がたくさんいるが、その人たちが日本に帰ってきてから活躍する場がないという話もある。
    • 人材についての課題を検討するときには、日本で学位を取得した留学生を日本にとどめておくということも検討すべきではないか。
    • 日本は、世界的に魅力のない国になっている。なぜそうなったのかという理由を押さえることが必要だ。
    • 経済中心の国づくりから転換するために、国の基本的な考え方から変えなければならない。
    • 教育や文化は、長い時間がかかって作られていくものだ。文化の投資を国土につなげていくという議論をしてほしい。
    • 日本の美術館には、建物はあるが、人材がいないというのが現状である。人材の育成が急務だ。
    • 雇用の確保という観点を国土計画でも打ち出すべきではないか。
    • 地域産業はどうなるのか。ブロック単位の産業はどうなるのか勉強してほしい。

    (2)議題2「ライフスタイル・生活に関する論点について」

    • 「心の豊かさ」が増えているといっても、実際には、鬱病にかかる人が増え、自殺者も減らない。皮肉なことだ。「豊かさ」という言葉の意味が取り違えられているのではないか。
    • ライフスタイルを多様化させることは、災害の被害も多様化するという覚悟が必要だ。
    • 農業の活性化は、二地域居住がキーになるのではないか。
    • アメリカとイギリスの都市と農山漁村の交流事例を調べたことがあるが、アメリカやイギリスには人口の交流という発想はない。
    • 地方定住での人口増加は難しい。二地域居住や交流人口を増やして地域の活力を求めるしかないと思う。
    • これからは、経済的な「結果の平等」を保つことでは続かないだろう。機会の平等という方向に持っていくことが必要ではないか。
    • 欧州と違い我が国ではまちづくりのビジョンのコンセンサスができていない。
    • 高齢化に対応した街づくりも必要だが、子供のための環境をどうつくっていくかも重要なテーマだ。
    • 環境の観点をもう少しきめ細かく検討してはどうか。環境は時間が経っても減らない資本と捉えることもできる。
    • 大都市圏は国際競争力で、地方中小都市は生活サービスの維持と単純化して考えることは危険だ。

    (速報のため、事後修正の可能性があります。)


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