- 日時
平成17年11月17日(木)14:00〜16:00
- 場所
青山ダイヤモンドホール ダイヤモンドルーム
- 出席委員(敬称略)
森地部会長、奥野部会長代理、家田、石、垣内、金井、河田、鬼頭、坂本、関根、中村、林、藤田、村田、安居、和気
- 議事(概要)
- (1)開会
- (2)
- 議題

- 国土基盤に関する論点について
- 家田専門委員会委員長及び事務局から資料2について説明後、質疑応答、意見交換。
- 議題

- 自立地域社会に関する論点について
奥野専門委員会委員長及び事務局から資料3について説明後、質疑応答、意見交換。
- 議題
- その他
事務局から次回のスケジュールについて説明。
- (3)閉会
- 主な発言内容
(1)議題
「国土基盤に関する論点について」
- 我が国の質の良い製品は、ジャパンブランドとして世界に定着している。国土基盤も工業製品と同じようにジャパンブランドにすることが必要だ。
- 公的な社会資本と民の資本の双方が機能しないと、よい国土にはならない。
- 新しい整備には反対の声も多いが、財源を含めてどんなインフラが必要か、地域が自分たちで考えることが必要ではないか。
- 引き算による空間づくりというのは、発想の転換だ。この考え方には大賛成だ。
- 自然回復は大きなテーマだ。50年単位で考えていきたい。
- 国土基盤にユニバーサルデザインの考え方があれば、子供も外国人も障害者も高齢者も暮らしやすくなる。ユニバーサルデザインをもっと全面に打ち出すべきだ。
- 防災情報はソフトを思われがちだが、ソフトをサポートするハードと考えるべきだ。
- 大地震は、いつ起こるかわからない。計画の制約条件として考慮すべきだ。
- アジアとの交流は重要な視点だが、国際競争力がなければ、交流は実現しない。
- 「持続可能で安全・安心・安定な国土」と「世界に開かれた魅力ある国土の形成」は、必ずしも同時達成しえない目標なのではないか。
- 専門委員会では、ブロックごとに違うインフラ整備とは何か、圏域を越えたインフラ整備とは何かを考えてもらいたい。
- 各地方では、今の全総を引きずっているところもある。いままでの全総を引き継ぐ必要はないが、関係を分かりやすく整理することも必要だ。
(2)議題
「自立地域社会に関する論点について」
- 「自立的」は、自分で「立つ」となっているが、自分で「立つ」ことも重要だけれども、自分を「律して」、自己変革する能力をもつようになってもらいたい。
- コミュニティは、どのようなかたまりで結束し、その先でどのような役割を果たすのか、議論してほしい。
- 文化は外部性が高い。本業だけでは赤字になってしまうため、文化はコストという認識があるが、文化はいろいろなところに効果を生み出している。
- ハコモノはいらないという人もいるが、活動するにはハコがいる。うまくいっている成功事例を調べることが必要だ。
- 地域の自立のためにどの程度のコンパクトさが求められるのか。どの程度がギリギリやっていける規模なのか。
- 人口が減ると労働力が減る。そのためには、外国人とどのように関わり合いを作って、共生していくかが大きな問題だ。
- 地域での雇用と収入を確保することが必要だ。雇用機会の確保が、地域の自立には重要だ。
- オープンなコミュニティになるには、異端者への包容力が必要だ。
- 人口構造が変化する中で、今後さらに効率を重視すべきだ。コミュニティの自立を考えるときも、民営化や規制がなければどんなことができるかという視点も必要だ。
- 人がいるだけでは、人的資本にはならない。教育投資が必要だ。
(速報のため、事後修正の可能性があります。)
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