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 国土審議会計画部会第5回国土基盤専門委員会議事概要
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  1. 日時
     平成17年12月6日(火)13:30〜15:40 

  2. 場所
     国土交通省11階共用会議室

  3. 出席委員(敬称略、委員は五十音順)
     家田委員長、今村、上村、小川、小林、清水、竹内、田村、徳田、根本、三友、廻、屋井(計13名)

     

  4. 議事(概要)
    (1)開会
    (2)議事
    議事1 今後の国土基盤のあり方について(委員コメント)
    議事2 国土の質的転換を目指した国土基盤の整備に関する更なる論点について
    議事3 その他
    (3)閉会
     

  5. 主な発言内容

    (1) 議事1について
    【防災について】

    • 防災を考える上で、人と情報は重要な要素。人については人材育成、情報については防災情報システムと専門家の構築やメディアとの協力が重要。
    • ハード・ソフト対策の適切な組み合わせが必要。ハード面の防災対策を行い、ハードの許容量を越えた分をソフト面でカバーできるようにしていくべき。
    • 洪水と津波は別物で、それぞれの災害において対象とするものは違う。できるだけ客観的にどれくらいの頻度で発生しているのかといった情報を出すのも重要。
    • 自然の力をうまく利用したり、人為的に止めたりすることが防災対策であるが、改めて自然力を見直すことが重要。植生と言うのは多くのところで背後地の家屋・被害を低減するので、植生をうまく利用して人工的なものを入れないようにする。
    • リアルタイム情報(事中情報)、事前情報、リスク情報を地図上で開示する等して見せることが必要。
    • スマトラ沖地震は旅行者の被害が多かったが、旅行者への情報提供などの防災は極めて重要。
    • いろいろな災害の横串を通した総合的な災害マップなど災害情報が必要。
    • それぞれの自然災害に対する対策が点でバラバラであることが問題で、重ね合わせて見ることが重要。いくら対策を取ってもそれ以上の災害は来るので、リスクを受容する観点もあることを忘れてはならない。

    (2) 議事2について

    • 縮退する都市のモビリティについて、ここに環状道路やパーク・アンド・ライドが入ると旧態然に聞こえる。欧米では環状道路はスプロール化を促進する事例も見られる。
    • 土地利用と交通計画も全体を見て調整すると言うのならわかるが、道路だけなど交通計画だけだとスプロール化など思わしくない方向へ進んでしまう。
    • ブロック化はその地域を自立させるのが目的であるべきではないか。自立のための地域の産業を整え、交流等がそれを促進する。アイデンティティと交流はセットで考えるべきではないか。
    • 情報通信が持つ役割は、これまで交通が担ってきた役割とは異なる。情報通信がどういう風に交通に影響を与えるのか。情報通信がどういう風に問題の解決に資するのかについて具体的に議論した方が良い。
    • 今あるインフラを他に使うという視点を入れられないか。例えば、高速道路を滑走路、学校をヘリポートなど短期的に使うなど。
    • 防災意識を啓発するための災害ツーリズムのような形のことができないか。修学旅行で防災関係は聞いたことがないので、教育でツーリズムを見直しても良いのではないか。
    • 地域同士の地域おこし、町おこしに関する情報交換がないように思われるので、情報交流の場を作るということについて資源を投入する必要がある。
    • ユビキタスの中に電子タグやセンサー利用を促進すべき。ISO標準の電子タグでコンテナを日・中・韓国で共通利用できるようにするべき。ユビキタス・電子タグを利用するということで、より安いコストで安全・安心が実現できる。モノをスムーズに動かすだけでなく、マネジメント等も円滑になる。
    • 防災情報、災害情報をもっと具体的にしていくべき。また、整備水準を決めるための情報整理が求められる。津波情報などは、東アジアで共通に使う情報である。
    • 災害と安全の共生を考える施策が必要。防災文化、災害文化の見直しが重要。
    • 国土の7割が森林であるが、携帯電話は国道沿いでも使えないところが結構あるため、国道沿いは全てSOSネットワークとして使えるようにするべき。

(速報のため、事後修正の可能性があります。)


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