(5)輸送効率化等が着実に進展していること

内航海運においては、いまだ老朽船の割合は多いものの、船舶の近代化、大型化等による輸送効率の向上が着実に進んでいる。また、港湾施設、荷役機器等の整備改善とともに、ソフト面でも、情報システムの構築等により積載効率や船舶回転率の向上等をはじめとした運航効率の改善が着実に進展してきている。
(6)内航船員の高齢化及び後継者確保問題が深刻化していること

内航船員の高齢化は急速に進展しているが、その一方で、離社会性等の海上労働の特殊性に加え、賃金等の労働条件、労働環境等が陸上労働者に比べて十分でないこと等から、若年船員は減少の一途にある。また、小規模な事業者では、事業に対する魅力不足等から、後継者確保問題が深刻化している。