ヒートアイランド現象とは、都市の中心部の気温が郊外に比べて高くなる現象です。近年、夏場の高温化や熱帯夜の増加による居住環境の悪化、さらには大気汚染の助長や局地的集中豪雨との関連性についての指摘もあり、都市に特有の環境問題として注目を集めています。
ヒートアイランド現象は、都市活動に伴い必然的に発生する問題であるため、我々のライフスタイルや社会システム全体の見直しを視野に入れつつ、各種の施策を相互に連携し実施することが必要です。
このような観点から、政府全体としては、内閣官房都市再生本部、警察庁、文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省からなる「ヒートアイランド対策関係府省連絡会」を設け、総合的な対策についての検討・取組みを進めており、平成16年3月には「ヒートアイランド対策大綱」を取りまとめました。
国土交通省では、同大綱に基づき、現象の観測・監視、原因やメカニズム解明等の調査・研究、ヒートアイランド対策に関する具体的事業、誘導措置、ガイドラインづくりなど、様々な観点からの取組を実施しています。このページでは、国土交通省のヒートアイランド対策に関する主な取組を紹介します。
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