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■ 目次
1.北上川流域連携交流会における取組み(岩手県、宮城県)
2.広瀬川の清流を守る会の各種取組み(宮城県)
3.アサザ基金における取組み(茨城県)
4.ふるさと街づくり推進協議会における取組み(埼玉県)
5.多摩川センターにおける取組み(東京都)
6.鶴見川流域ネットワーキングにおける取組み(神奈川県)
7.出雲崎妻入りの街並景観推進協議会における取組み(新潟県)
8.九頭竜川における取組み(福井県)
9.「三峰川みらい計画」実現に向けての取組み(長野県)
10.地域総参加による清住緑地(境川)の水辺づくり(静岡県)
11.ゲンジボタルの育成・放流における取組み(愛知県)
12.国道23号西尾道路親子植樹祭開催とその後の維持管理活動における取組み(愛知県)
13.「環境に優しい観光都市奈良」社会実験における取組み(奈良県)
14.RACDA等による路面電車導入の取組み(岡山県)
15.「あいロード」(ボランティア・サポート・プログラム)における取組み(愛知県)
16.筑後川流域連携倶楽部における取組み(福岡県、佐賀県、熊本県、大分県)
17.豊前の国建設倶楽部による山国川流域における取組み(福岡県、大分県)
1.協働・連携体制
大分県と福岡県境を流れる「山国川」流域において、地域の自立を目指す取組みが行われている。これはNPO豊前の国建設倶楽部が中心となって、中津下毛地域づくりネットワーク協議会等の各種団体及び大分県や建設省大分工事事務所、大分県文化芸術短期大学など、産・官・学等の協働・連携体制で、防災・文化・環境・福祉・産業などの面から取り組んでいる。
2.実施内容、実施状況等
<これまでの実施例>
山国川を挟んだ県境の大綱引き大会、山国川のウォークツアーの実施、散乱缶の回収やポイ捨て禁止の啓発活動、水源機能を守るための植林活動、山国川流域の連携を考える会の開催、山国川をテーマとした読本の出版等による啓発(地域おこしを多角的に紹介)、水辺探検船の建造による山国川の水辺の生物観察や川遊び・清掃活動の実施、流域のガイドブック作成
<今後の予定>
「県境の駅」構想の推進、ミニFMラジオ局の開設による情報発信
3.課題、問題点等
○
今後、国土や環境を考える場合、国・県・市町村などがピラミッド型のシステムではなくフラットな関係で協働・連携を考える時期に来ている。
○
県境や行政区域を越えた活動を17年前から民間主導で続けてきていることもあって、行政とのかかわり方が上手くいかない。
○
流域を単位にすると2県・2市・5町・3村の行政区があり、それぞれが自分の地域のことを考えることには機能を十分発揮するが、流域を考えるシステムにはなっていない。
4.行政(建設省、都道府県等)への期待等
○
流域を単位とした国土や環境を考える時、建設省が地域とダイレクトに結びつくことが(情報の共有)国土という広い地域を考える訓練を住民に与えることになる。
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今までの環境問題を含む地域を考える時、大きく考えて小さく実行する・小さく考えて大きく実行するなどシステムの流動性が必要になっており、そのためには、NPOなどの民間の力を十分に活用することが必要。
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