「国民とともに考えていく方式の積極活用」の事例
事例1:道路整備五ヵ年計画策定におけるPI方式の採用
計画策定におけるPI方式の採用(道路局)第11次道路整備五ヵ年計画策定にあたって、道路審議会での審議において、PI(パブリックインボルブメント)方式を採用し、国民からの意見募集、計画への意見の反映等を行った。
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1. 取組みの概要
(1)「キックオフレポート」の作成・意見募集
- 道路審議会基本政策部会の下に設置された「21世紀のみちを考える委員会」が、広 く国民の意見を聴くことを目的として、「キックオフレポート」を作成。これに基づき、 「みち」に関する意見募集を行った。(平成8年5〜7月)
- 12のテーマについて様々な考え方(参考意見)を紹介し、興味あるテーマに対して 参考意見への賛意や自由な意見を述べてもらう方式をとった。
- 約3万6千人の方々から11万件を超える意見や提案が寄せられた。寄せられた意見を「ボイスレポート」としてとりまとめられた。(平成8年11月)
(2)「中間とりまとめ」の公表・意見募集
- 「ボイスレポート」等を踏まえて、道路審議会基本政策部会の下に設置された「21世紀の生活とみちを考える委員会」は、検討の「中間とりまとめ」を公表・意見募集を行った。(平成9年3月)
- 「中間とりまとめ」に対して、約1万5千人の方々から意見・提案が寄せられた。寄せられた意見は「中間とりまとめ意見募集結果」としてとりまとめられた。
- 「中間とりまとめ意見募集結果」は「道路審議会建議」(平成9年6月)に反映された。
2. コミュニケーション型行政の観点からの良い点
- 公共事業の長期計画策定において、国内では初めてPI方式を採用し、国民との意見交換を経て計画を策定している。
- 計画策定段階から、アンケート等の方法で広範囲に提案や意見募り、利用者等との対話を行いながら施策の展開している。
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