「多様な主体間のパートナーシップの構築」の事例

事例6:中心市街地におけるまちづくりの動きと連携した官庁施設整備(中国地方建設局高松分室・阿南市)
 庁舎整備と今後のまちづくりの基本的な方向の意見交換を行う懇談会を設置。都市整備事業と庁舎整備の連携、ふるさとの顔に相応しい庁舎整備のあり方等について広く意見交換を行い、庁舎整備に反映する。

1.取組の概要
(1)阿南合同庁舎まちづくり懇談会の設置

  • 中心市街地活性化が求められる都市において、官庁施設の広域交流拠点機能を活かし、街の活性化に寄与する庁舎整備を推進する事とした。
  • 市民、商業関係者、地方公共団体、予定管理官署、学識経験者等からなる「阿南合同庁舎まちづくり懇談会」を設置(平成10年8月)
  • 4ヶ月の会議により、今後のまちづくりの基本的方向と、地方公共団体、市民(商店街)、庁舎整備が分担連携して実施すべき事項についての検討整理が行われた。
  • 検討の結果を提言としてまとめ、今後の施策の実施にあたって可能な限り尊重することとした。庁舎整備では、この提言を取り入れた施設整備の計画を実施している。


2.コミュニケーション型行政の観点からの良い点
  • 市の中心市街地活性化施策と合同庁舎整備の連携 が図られる。
  • 懇談会を機に、農業用水路の水質改善など地域資産の掘り起こしや価値の再認識が話し合われた。
  • 情報や文化の担い手である地域住民の参加により、行政サービスの充実が期待できる。


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