「国民の意見を政策に反映させる体制の整備」の事例

事例11:インターネットで都市計画案を公開、意見を募集(神奈川県大和市)
 都市計画マスタープランの策定にあたって、市民参加を積極的に進めるため、マスタープランのたたき台や素案を、カラー地図や写真を使い、インターネットで公開し、電子メールで意見や提案を募集した。

1.取組みの概要
(1) 都市計画マスタープランの策定

  • まちづくりの将来像を示した市の都市計画を先導するマスタープランの策定に当たって、広く市民の意見を聴きながら策定作業をすすめるため、段階的に市民参加を実施。
  • マスタープランのたたき台、素案の段階で、企業や団体の代表者等による全市レベルでの意見交換の場としての「市民懇談会」、各地域においてポスター展示等による内容説明と意見交換を行う「地域の意見を聴く会」を開催するとともに、インターネットでの公開、意見募集を行った。
(2)インターネットでの公開・意見募集
  • 市民参加の機会を広く確保するため、マスタープランのたたき台、素案をインターネットで公開。海外からのアクセスも想定した英語版も開設。
  • カラー地図や写真を多く使い、市の姿や都市づくりの目標等をわかりやすく説明。内容に対する意見を電子メールで受け付けた。
  • 24時間情報へのアクセスや意見受け付けが可能となり、多様な分野の方々への情報提供と意見収集が可能となった。
  • 「たたき台その1」については、約9ヶ月間の公開中に、5千件を超えるアクセスがあり、電子メールで267通の意見が寄せられた。


2.コミュニケーション型行政の観点からの良い点
  • カラー地図、写真、ポスター等わかりやすい形で情報を提供している。
  • インターネットの活用等により、多くの市民が情報を得、意見を出しやすくする工夫を行っている。


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