「研究開発について多様な連携等を推進」の事例

事例14:琵琶湖・淀川水質浄化共同実験センターの設置、一般へ開放(近畿地方建設局)

 琵琶湖・淀川水質浄化共同実験センターでは、自然の浄化機能を生かした水質浄化対策について、流域の各府県が協力して実験を行うとともに、民間からの積極的な参画を求めている。実験施設は、一般の方が見学できるよう開放されている。

1.取組みの概要
(1)琵琶湖・淀川水質浄化共同実験センター
  • 自然の植生等の浄化機能を生かした水質浄化対策について、適切な規模や効果的な方法を見出し、実用化を図るため、建設省、滋賀県、水資源開発公団が共同で設置。(平成9年7月)
  • 流域の各府県等の関係機関が協力して、有効と考えられる実験を行い、それによって得られた知見を共有し、対策に生かしていくこととしている。
  • 民間の水質浄化対策についての技術も積極的に取り入れるよう、民間に対しても呼びかけている。
(2)実験施設の開放
  • 実験センターは、琵琶湖畔の公園内に設置。
  • 一般の方が自由に見学でき、身近に接することができるよう、完全開放されている。


2.コミュニケーション型行政の観点からの良い点
  • 流域の各府県等が連携・協力して、実験を行い、得られた知見を共有のものとして生かされている。
  • 官と民の技術の交流を目指している。
  • 一般の方にも実験内容の理解を深めてもらえるように、施設が開放されている。


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