「推進体制等」の事例

事例16:政策課コミュニケーション改革活動(建設省官房政策課)
 政策課では、コミュニケーション型行政の考え方に沿った行動を課単位で実施すべく、課の「ミッション」(役割と信条)を組織全員で作成し、「ミッション」に従った行動を実践しようとしている。

1.取組みの概要
(1)政策課ミッションの策定
 行政サービスに対する国民の満足度(CS)を高めることは、サービスを実施する行政側の意識、達成感(ES)の向上と密接に関係し、両者は表裏一体の関係にあるとの考え方から、CSとESをつなぐものとして、政策課の「ミッション」(役割と信条)を組織全員で作成し、「ミッション」に従った行動を実践しようとしている。

(2)策定フロー
(第1ステージ)

(1)受発信の感度をあげる   (2)政策課ミッションの確立   (3)ゆとりの確保



○政策課のミッション
(役割)(信条)
(1)高いアンテナになること(1)国民の立場から施策の質を直視する
(2)新しい分野に挑戦する基盤を準備すること(2)意見の違いの中に価値を見出す
(3)異なる視点を持つ異端児であること(3)組織内外とのコミュニケーションを大切にする
(4)建設省を語る言葉をつくること(4)プロ意識で行動し専門性を高める
  (5)忙しさには業務の価値をおかない

・ミッションに沿った行動計画の策定、実行
「窓口業務の見直し、効率化」「メール活用運動」「週1回定時退庁運動」「課員の得意技紹介」「出張時のガバナーインタビュー実施」「一人一分野ウオッチ」「スポーツ等課外活動の活性化」 等


(第2ステージ)・・・ミッションからアクションへ・・・
 「仕事ライフの質的向上」に向けて取組み予定

2.コミュニケーション型行政の観点からの良い点
  • 職員一人一人が自らの問題として捉えられるよう、政策課に対する満足度調査、課員の仕事満足度調査を行った上で、課員全員で課のミッションステートメントを作成し、それに従った行動を実践しようとしている。
  • 今後、各組織単位でコミュニケーション改革活動に取り組む一つのモデルとなる。


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