災害発生後に適切な対応を実行していくためには、被害状況など災害による影響を把握することが必要となります。衛星を活用した観測や、災害により観測施設自体が停止した際の対策などにより、情報・データ収集の迅速性や的確性が高まります。

災害発生後の土砂崩れ危険個所を人工衛星を活用して迅速に把握

夜間でも観測可能な人工衛星(SAR衛星)を用いた画像の撮影・解析により、災害発生後に土砂崩れのおそれのある箇所を抽出しヘリコプターによる土砂災害調査などの際に活用しています。

地震による地盤変動状況・位置等を即時に推定

地震発生時に、地殻変動や断層位置等を即時に推定する装置を活用し、初動対応を支援しています。

地震による地盤変化状況・位置等を即時に推定

AI検知により降雪時の車両滞留発生を早期発見

降雪時には、道路上で車両が身動きが取れなくなることで、その後続車両も身動きが取れなくなるスタック(車両滞留)が発生するおそれがあり、ドライバーの保護活動などが必要になる場合があります。道路を監視するCCTVにAI検知機能を付与することで、スタックを早期発見できるようになり、迅速な初動対応へとつながります。

AI検知技術を実装したCCTVカメラによる国道の監視(福井県)