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国土交通白書 2024

第1節 本格化する少子高齢化・人口減少における課題

 少子高齢化・人口減少は、我が国の未来を左右する。我が国の人口は、2008年の1億2,808万人をピークに、2011年以降13年連続で減少しており、2023年10月時点の総人口は1億2,435万人と、前年に比べて約60万人減少している注1

 国立社会保障・人口問題研究所の将来推計人口では、2070年には、我が国の人口が9,000万人を割り込むと推計されている。また、高齢化も進行し、65歳以上の人口割合を示す高齢化率は、2020年の28.6%から、2070年には38.7%へ上昇すると推計されている。

図表Ⅰ-1-1-1 日本の人口の推移
図表Ⅰ-1-1-1 日本の人口の推移

資料)国立社会保障・人口問題研究所「将来推計人口(令和5年推計)の概要」

 ここでは、持続可能で豊かな未来につながる社会を実現していくために、深刻化する少子高齢化・人口減少において直面する課題を整理するとともに、国土交通分野を中心に期待される取組みについて取り上げる。

図表Ⅰ-1-1-2 直面する課題と期待される取組み
図表Ⅰ-1-1-2 直面する課題と期待される取組み

資料)国土交通省

  1. 注1 総務省「人口推計(2023年(令和5年)10月1日現在)」より。