
国土交通白書 2024
第3節 技術研究開発の推進
■2 公共事業における新技術の活用・普及の推進
国土交通省では、民間業者等による技術開発の促進、優れた技術の創出による公共工事の品質確保、良質な社会資本の整備に寄与することを目的とし公共工事等において新技術の活用を推進している。
公共工事等における新技術の活用促進の一例として、実用段階前の要素技術について現場実証を行うとともに、各設計段階において活用の検討を行い、活用の効果の高い技術については工事発注時に発注者指定を行っている。
また、国土交通省では新技術に係る情報を共有及び提供するためのデータベースである新技術情報提供システム(以下、NETIS)を運用している。NETISには令和6年1月現在約3,200の新技術が登録されており、登録者からの情報だけでなく、実際に技術を使用した使用者の評価情報も掲載している。加えて、発注者や施工者が新技術を選定する際に参考となる技術の比較表を、関係業界からの提案も踏まえながらテーマごとに作成しており、NETISで公開を行っている。