わが国においては、木造建築物の解体除却時等に発生する廃棄物量が年々増加する傾向にあり、木造建築物における再資源化と資源循環化を促し、建築活動そのものから発生する廃棄物量を抑制するための新しい技術と仕組みに対する社会的要望が強い。木造建築物からの廃棄物発生抑制を達成するためには、解体・分別・再資源化しやすい木造建築物を開発・普及させるとともに、廃棄物の発生抑制につながる再資源化技術を開発・普及させる必要がある。　
　本プロジェクトでは、木造住宅等の解体時等における廃棄物の発生抑制について設計・計画段階で配慮した資源循環型木造構工法の開発、建築材料及び部材の合理的な再資源化技術の開発を行うとともに、技術普及のために必要な木造建築物の環境負荷評価ツール、廃棄物の発生を抑制するための技術・政策を検証するための技術資料等の作成を行う。

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