技術研究開発の概要
平成13〜15年度/総合技術開発プロジェクト
シックハウス対策技術の開発

 室内環境の健康・快適性に対する関心が急速に高まる中、建物の断熱気密化やさまざまな化学物質を発生する建材・薬剤の多用などが相まって住宅内の空気環境を悪化させる、いわゆる「シックハウス問題」が社会的に関心を呼び、早急な対応が求められている。この改善には、個々の建築構造や環境側の要求条件に応じた材料選択と換気設計が不可欠であり、それを実現する設計・施工・維持管理の技術の開発が必要とされている。
 本プロジェクトでは、対策対象である「室内空気汚染と健康被害、発生(抑制)メカニズムの実態解明」、費用や精度の点で課題の多い「現場測定・評価システムの改善」、新しい材料・機器・予測技術を活用した「設計施工技術、換気設計技術の開発」、消費者保護と産業育成に不可欠な「情報提供システムの開発・整備」を課題に掲げ、研究開発を実施する。
 なお、平成14年度からは建築基準法における規制導入を視野におき、住宅以外の居室にも研究対象を広げている。

↓クリックで拡大図表示(141KB)   →PDFはこちら(404KB)

fig06_09


担当●国土技術政策総合研究所 住宅研究部 大澤部長
0298-64-2211 (内4410)
<< 技術研究開発の概要TOP