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愛知県名古屋市 みちにわSDGsマルシェ2020(2020年)
提供:錦二丁目エリアマネジメント株式会社

居心地が良く歩きたくなるまちなかづくりの取組み事例の紹介

道路空間を使いこなしている事例

まちなかの道路空間(車道・歩道・地下空間等)は、「道路占用許可の特例」制度を活用して
地域に応じた多様な取り組みが行われ、都市空間の質の向上に役立てられています。

「人が中心」の道路空間へ多様なソフト事業で質の高い都市空間を形成

丸の内仲通り
大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会
+NPO法人 大丸有エリアマネジメント協会

道路空間は、交通環境の維持機能だけでなく、都市空間における賑わいの連続性の創出や来街者に新しい都市サービスを提供する場として大きな役割を担います。地域のまちづくり団体と行政が連携した取り組みにより、商業地域を始めとする人が多く集まるエリアでは「人が中心」の空間へと道路空間の再配分が行われ、公共空間を活用したオープンカフェや広告事業などが展開されるケースが見られます。

歩道に設置された防犯カメラ
一般社団法人グランフロント大阪TMO

さらにその収益を利用して、道路の美化・清掃活動や防犯カメラの設置など安心な空間づくり、利用者の利便性を向上させるサイクルポートの設置と管理など、都市空間の質の向上に役立てる仕組みが活用されています。

道路空間を活用している団体

河川空間を使いこなしている事例

河川空間は、「河川敷地占用許可の特例」制度を活用した水辺の飲食店等の設置や
地域にうるおいをもたらす親水空間の整備等により、都市空間の質の向上に役立てられています。

川と街の連続性をつくる河川空間を活用したうるおいある都市づくり

北浜テラス
北浜水辺協議会

河川空間は防災対策の安全性を確保した上で、都市にうるおいを与える親水空間としての機能の活用が求められています。「河川敷地占用許可の特例」制度を活用して、民間企業や地域団体が河川敷地の包括的占用者としての許可を受け河川空間において従来規制されてきた民間による商業的な利活用を可能とし、水辺に新たな魅力を創り出すため、民間のノウハウや活力を導入したオープンカフェを実施している事例もあります。

京橋川のオープンカフェ
水の都ひろしま推進協議会

また、河川管理者が河川空間を親水空間として遊歩道や美しい景観整備を行い、地域住民や地域の団体が河川敷地を活用したイベント開催等を行いつつ、河川空間の管理についても官民で役割分担をして進めている事例が見られます。

公園を使いこなしている事例

公園は、「都市公園法」の改正や「都市公園占用許可の特例」制度により、地域にふさわしい公園のあり方に応じた多様な取り組みが行われ、都市空間の質の向上に役立てられています。

エリアの価値を高める
公園空間の新しい使い方

南池袋公園
南池袋公園をよくする会

公園は、都市における緑を伴うオープンスペースであり、公園の多様な機能は地域の状況に応じて最大限に活用されることが求められています。公園の全面改修にあわせて地域貢献に高い意欲をもつカフェ運営事業者が選定され、地域住民やカフェ事業者らと行政が協力し、新しいスタイルでの運営を行っている公園があります。

てんしば( 天王寺公園)
近鉄不動産株式会社

また、官民の協働により公園施設の一部を改修整備し、公園内の芝生広場を中心に子どもの遊び場やカフェ、フットサルコートなど多彩な店舗を設置し、イベントの開催など民間が管理運営を行っている公園があります。こうした事例を踏まえ、平成29年度に都市公園法の一部が改正され、今後も官民ボーダーレスによる新しい公園の空間づくりが推進されます。

公園を活用している団体

商店街を使いこなしている事例

商店街の中の空き店舗のリノベーションや空き地の活用等、民有地を活用して商店街のにぎわいを取り戻す多様な取り組みが行われています。

官民ボーダーレスで取り組む
地域に応じた新たな空間資源の創出

和歌山中心部
株式会社紀州まちづくり舎+株式会社ワカヤマヤモリ

商店街は、民有地でありながら官民ボーダーレスの取り組みにより、民有地に留まらないエリア全体の再生や活性化につながる事例が増えています。
 遊休不動産の更新等にあたり、民間と公共の不動産再生を通じてまちをリノベーションする都市再生手法を実践する取り組みも全国で行われています。

油津商店街
油津まちづくり会議+油津商店街振興会
+株式会社油津応援団+日南まちづくり株式会社他

商店街に関わることを市民が面白く、楽しいと感じるためのコトづくりからスタート。地域の市民を巻き込んでいき、空き店舗のリノベーションや空き地の活用など様々な事業へと発展していくことで、多様な民間主体と行政との緊密な連携が生まれます。シャッター商店街と言われた場所も、空き店舗解消、雇用創出、来街者数の増加などの成果を挙げている事例があります。

オフィス街を使いこなしている事例

遊休不動産や新規事業前の空地、再開発に伴い設置された公開空地などの民有地は、「不動産を活用」に留まらずエリアの再生を目指す多様な取り組みが行われています。

公共的空間をオフィス街の供用スペースに。
ワーカーや来街者の出会いでまちを豊かに!

新宿副都心エリア
一般社団法人新宿副都心エリア環境改善委員会

オフィス街には、再開発に伴い設置された公開空地がまちの公共的空間として存在している場所があります。
 こうした場所を活用して、オフィスワーカーや来街者が参加する交流イベント等を各オフィスが連携して開催するなど、民間が主体となって活動する取り組みが全国で行われています。

低未利用地を活用してビジネス機会や交流の場を創出

コバルドオリ
札幌駅前通まちづくり株式会社

新規事業化前の空地を暫定利用して、地域の魅力発信、都心部において店舗を構えていきたい事業者に向けたチャレンジ機会の提供など、まちを面白くするプレイヤーがつながりあう交流の場をつくり、エリアの魅力を高める取り組みを行っている事例があります。
 再開発等により創出された公開空地は、利用が一部制限されていますが、条例により地域に応じた多様な活動を可能にし、エリア価値の向上につなげる取り組み事例もあります。

駅前広場を使いこなしている事例

鉄道駅前の広場・空間は、バス・タクシー・一般車両等の交通ハブの機能に加えて、まちの顔として人のアクティビティの場として活用される事例が増えています。

駅前広場はまちの玄関口。定期的なイベント等の実施で来街者との交流を創出。

豊田市駅前の広場を活用したイベント
一般社団法人 TCCM

駅前広場には、車両のための空間の他に、歩行者のための空間が設けられている場所が増えています。こうした空間を活用して、定期的なイベントや賑わいづくりの取り組みが行われ、来街者との交流機会の創出や地域イメージの向上が図られています。

人通りの多い利点を活かして広告活動を展開。広告収入でまちづくりの財源を確保。

大崎ウェルカム・ビジョン(デジタルサイネージ広告)
一般社団法人 大崎エリアマネージメント

駅前広場は、地域の中で最もひとの流れの多い場所の一つであり、民間企業の広告掲載効果が期待される場所です。まちづくり団体が駅前デッキ等の指定管理を受け、こうした場所を活用した広告事業を展開し、その収益をまちづくり活動の財源とする事例が見られます。

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※各事例の位置情報は、活動団体の事務所(非公開の場合は活動場所を含む行政の庁舎)です。

活用している空間

活用している制度

※都市再生特別措置法に基づく制度

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