7〜9月期の全国の建設活動を出来高ベースでみると、公共工事、民間工事ともに「低調」と見込まれ、全体としても「低調」になるものと見込まれる。
民間住宅は、「やや低調」になるものと見込まれる。
民間非住宅建設(非住宅建築及び土木)は、「低調」になるものと見込まれる。
公共工事は、「低調」になるものと見込まれる。
地域別にみると、民間住宅は、北海道、関東、沖縄で「前年並」、中部、四国で「やや低調」、東北、北陸、近畿、中国、九州では「低調」になるものと見込まれる。
民間非住宅建設(非住宅建築及び土木)は、四国で「堅調」、近畿で「前年並」、北海道、中部、中国、九州で「やや低調」、東北、関東、北陸、沖縄では「低調」になるものと見込まれる。
公共工事は、沖縄で「やや低調」、その他の地域では「低調」になるものと見込まれる。
この結果、地域別には、四国、沖縄で「やや低調」が見込まれるものの、その他の地域では「低調」になるものと見込まれる。
(参考)最近の建設活動(実績)
平成15年1〜3月期の建設活動の動向を出来高ベースでみると、前年同期比で民間住宅は1.8%減、民間非住宅建設は7.0%増、公共は5.8%減で、全体としては2.0%減となった。地域別では、関東、中部、近畿が前年同期比でプラスとなった。
(注1)地域別建設活動は、予測した各地域の建設活動を前年同期と比較したものである。
(注2)7〜9月期の建設活動は建設総合統計により、5月以前着工分の工事の7〜9月分の出来高により予測したものである。
なお、建設総合統計とは、建築着工統計調査及び建設工事受注動態統計調査の着工額を工事種類別の出来高パターンにより出来高展開し、投資ベースでの工事額を推計したものである。