平成15年11月27日 |
<連絡先> |
総合政策局情報管理部 |
交通調査統計課分析室 |
(内線28363) |
電話:03-5253-8111(代表) |
平成15年8月の輸送業総合指数をみると、国際輸送業は上昇したものの、国内輸送業が低下したため、前月比2.3%減(前年同月比4.4%増)の112.3となっている。
国内輸送業のうち、国内貨物輸送業は、全ての輸送機関で低下したため、前月比2.9%減(前年同月比7.6%増)の125.3となっている。国内旅客輸送業は、自動車で上昇したものの、その他の輸送機関で低下したため、前月比0.3%減(前年同月比0.9%増)の96.8となっている。
国内輸送業全体では、前月比2.5%減(前年同月比4.9%増)の112.6となっている。
一方、国際輸送業は、国際貨物輸送業が前月比7.6%減(前年同月比0.7%増)の114.2と低下したものの、国際旅客輸送業が前月比10.3%増(前年同月比16.8%減)の103.6と上昇したため、国際輸送業全体で前月比0.9%増(前年同月比8.4%減)の108.7となっている。
図−1 輸送指数の推移
注 実質GDPは、四半期値 〇印は、暫定値
(注)平成15年2月以降の鉱工業生産指数は平成12年基準で公表されているため、平成7年基準に置き換えて作成。
<輸送指数とは>
輸送指数とは、我が国の国内旅客・貨物輸送活動及び我が国企業による国際輸送活動を総合的にとらえ、指数化したものである。具体的には、各輸送機関別の旅客・貨物輸送量(原則として旅客は人キロ、貨物はトンキロ)を、それぞれの輸送機関の創出した
粗付加価値額(雇用者所得・営業余剰等)をウェイトとして、基準時加重相対法(ラスパイレス法)により総合化している。
従って、人や人キロまたはトンやトンキロを単位とするそれぞれの輸送量に対して、輸送活動を経済的側面からとらえた総合的な指数であり、国内総生産(GDP)や鉱工業生産指数等と対比してとらえられることができるものである。
この指数の系列のうち、輸送業総合は、営業輸送だけからなるもので、輸送活動総合は、自家輸送を含んだすべての輸送からなるものである。