平成12年 夏期期間中の旅客輸送等の動向


1.鉄 道
JR (平成12年7月20日〜8月20日)

 JRは、夏季全般を通じて、JR九州以外は前年の旅客量を下回ったが、これはJR北海道、JR東日本では大雨などにより運休・遅延が生じたこと、JR四国では、四国内の高速道路の延伸などによるためと考えられる。
 新幹線は、山形新幹線が対前年度比14%増となったほかは、いずれも前年を下回る状態であった。

JRグループ主要区間における特急・急行列車上下計の断面輸送量 (単位:千人)

期 間
会社名 (区間数)

H11.7.20
〜H11.8.20
H12.7.20
〜H12.8.20
前年比 (%) 
 JR北海道   (4) 1,167 1,128 97
 JR東日本  (18) 13,838 13,496 98
 JR東海    (10) 8,877 8,757 99
 JR西日本  (12) 6,873 6,676 97
 JR四国    (3) 489 452 92
 JR九州    (3) 1,546 1,559 101
    計    (50) 32,790 32,068 98

※合計値は四捨五入の関係で合致しない場合がある。

新幹線旅客輸送人員前年比 (%)

東海道 山陽 東北 上越
99 99 97 97
長野 山形 秋田  
99 114 93  

2.国内航空 (平成12年7月20日〜8月20日)

 国内航空については、旅客数でみると、対前年同期比3.4%減となった。
 ゴールデンウィークから引き続いて国内旅行需要が低迷しており、大手3社をはじめ前年割れとなっている一方で、北海道国際航空、スカイマークエアラインズ、JALエクスプレスは、堅調に実績をのばしている。

(単位:千人)

            期  間
 会  社
H11.7.20
〜H11.8.20
H12.7.20
〜H12.8.20
 前年比 (%)
 日本航空 2,225 2,057 92.5
 全日本空輸 4,224 4,060 96.1
 日本エアシステム 2,174 2,052 94.4
 エアーニッポン 665 644 96.8
 日本トランスオーシャン航空 256 248 97.0
 日本エアコミューター 152 151 99.2
 琉球エアコミューター 20 23 115.3
 JALエクスプレス 54 76 140.7
 スカイマークエアラインズ 59 97 163.7
 北海道国際航空 ※※ 52 81 154.0
    計 9,880 9,487 96.0

※合計値は四捨五入の関係で合致しない場合がある。
※※ 北海道国際航空の11年は、7月17日〜8月16日の期間である。

3.国際航空 (平成12年7月20日〜8月20日)

 国際航空(5社)については、日本アジア航空を除く各社が前年を上回り、対前年同期比13.0%増となった。
 特に、これまで不調であった長距離の米大陸、ヨーロッパ方面が好調であり、その他東南アジアを中心とするアジア補面も好調となっている。

(単位:千人)

       期  間
 会  社
H11.7.20
〜H11.8.20
H12.7.20
〜H12.8.20
前年比 (%)
 日本航空  ※※※ 1,235 1,303 105.4
 日本アジア航空 138 137 99.0
 全日本空輸 373 406 108.6
 日本エアシステム 58 65 112.7
 エアーニッポン 25 25 100.1
    計 1,830 1,935 105.8
※日本発着ベース
※※合計値は四捨五入の関係で合致しない場合がある。
※※※日本航空はJALウェイズを含む。

4.高速道路 (平成12年8月9日〜8月20日)

 全国の高速道路の出入交通量は、対前年同期比1.0%増となった。
 主要12料金所の出入交通量でみると、対前年同期比0.6%増であり、そのうち首都圏料金所(6箇所)は0.6%増、地方都市料金所(6箇所)は0.8%増であった。

高速道路出入交通量(日平均)         (単位:千台)
       期  間
 区  分
H11.8.9
〜H11.8.20
H12.8.9
〜H12.8.20
前年比 (%)
 全国高速道路 7,906 7,982 101.0
 主要料金所12箇所 913 919 100.6
※ 主要料金所は、東北(仙台宮城・浦和)、常磐(三郷)、東関東(習志野)、
  関越(新座)、東名(東京・名古屋)、中央(八王子)、名神(吹田)、北陸(金沢西)、
  山陽(広島)、九州(太宰府)。


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