（貨物輸送）

３月の貨物輸送は、阪神・淡路大震災による影響の反動もあり、前年同月比で特別積合せトラック、内航海運（油送船）、航空（国際線）が減少したものの、その他は増加した。

　ＪＲ（貨物）のうち、コンテナは、全品目とも増加し、前年同月比で33.4％増、車扱は、同9.1％減、全体では同4.6％増となった。

なお、８年４月（速報）は、コンテナが同9.1％増、車扱が同9.2％減、全体では同1.9％減となっている。

　貨物自動車のうち、特別積合せトラックは、食料工業品、日用品等が減少したため、全体では前年同月比3.1％減となった。

　一般トラックは、同1.1％増となった。

　なお、宅配貨物取扱個数は、前年同月比6.2％増となった。

　内航海運のうち、貨物船（１４社）は、石灰石等が減少したものの、セメント等が増加したため、全体では、前年同月比で1.0％増となった。

油送船（９社）は、白油が増加したものの、黒油が減少したため、全体では、同3.9％減となった。

　外貿コンテナ（２月分）は、輸出は前年同月比6.5％増、輸入は同27.O％増となった。

　自動車航送定期航路は、自動車航送台数は前年同月比4.4％増、旅客数は同8.1％増とな った。

　航空は、国内線は前年同月比3.0％増となった。また、８年４月（速報）は同5.2％増となっている。

一方、国際線は同0.0％減となり、８年４月（速報）は同3.3％減となっている。

なお、外国航空会社を含めた新東京国際空港の輸出入（継越貨物を除く）をみると、輸出は、前年同月比5.1％減、輸入は同4.0％増となった。

８年４月は、輸出は前年同月比9.1％減、輸入は同3.7％減となっている。

　普通倉庫（大手２１社）（８年１月〜３月）は、入庫高で前年同期比4.5％減、保管残高 で同0.7％増、倉庫回転率で同2.5ポイント減の48.1となった。

　冷蔵倉庫（東京都所在事業所）（８年１月〜３月）は、入庫高で前年同期比5.4％減、保 管残高で同4.7％減、倉庫回転率で1.4ポイント増の41.7となった。

（旅客輸送）

３月の旅客輸送は、阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件の影響の反動もあり、前年同月比でバス、タクシー、航空（国内線）が減少したものの、その他は増加した。

　 なお、８年４月（速報）は、出国日本人数は、前年同月比16.5％増 、入国外客数は同8.3％増となっている。

（輸送関連）

　旅行取扱額（主要34社）は、国内旅行は前年同月比3.0％増となった。

一方、海外旅行は同17.8％増、外人旅行は同22.6％増となった。

　なお、８年４月（速報：４社）は、国内旅行は前年同月比8.4％増、海外旅行は同15.9％増、外人旅行は同4.8％増となっている。

　ホテル（東京及び大阪１５ホテル）の稼働率は、前年同月比1.4ポイント増の76.6となった。

　なお、８年４月は、前年同月比8.7ポイント増の74.5となっている。

　新造船受注量（８年１月〜３月）は、総トン数で前年同期比2.7％増となった。一方、竣工量（８年１月〜３月）は、総トン数で前年同期比5.1％増となった。

　新車登録台数は、前年同月比で2.3％減となった。このうち、旅客車は同2.9％減（普通車同3.9％増）、貨物車同1.6％減となった。

なお、８年４月は、前年同月比0.3％減（旅客車同1.6％増、貨物車同7.8％減）となっている。

　軽自動車新車販売台数（軽二輪車を除く）は、前年同月比0.3％増（軽乗用車同11.0％増、軽貨物車同11.4％減）となった。

　なお、８年４月は、前年同月比7.4％増（軽乗用車同17.3％増、軽貨物車同3.7％減）となっている。

　自動車保有車両数は、前年同月比2.9％増であった。

なお、自動車保有車両数のうち登録自動車車両数の８年４月は、前年同月比2.9％増となっている。

　 高速道路（日本道路公団）の利用台数は、前年同月比4.4％増となっている。路線別では徳島、秋田、磐越自動車道等が増加している。

なお、８年４月は、前年同月比6.2％増となっている。

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