運 輸 経 済 の 動 き 運輸経済の動き  (平成9年12月)


(貨物輸送)

  12月の貨物輸送は、前年同月比で航空が増加したものの、その他は減少した。

  JR(貨物)のうち、コンテナは、化学薬品、酒・ビール等が減少したものの、その他は増加したため、前年同月比で7.8%増、車扱は、全品目とも減少したため同9.6%減、全体では同2.6%減であった。
 なお、10年1月(速報)は、コンテナが同2.8%増、車扱が同11.1%減、全体では同5.6%減となっている。
  貨物自動車のうち、特別積合せトラックは、前年同月比で2.3%減(調査対象27社のうち25社の暫定値)となった。
 一般トラックは、同3.7%減となった。
 なお、宅配貨物取扱個数は、前年同月比4.2%増となった。
  内航海運のうち、貨物船は、セメント、鉄鋼等が減少したため、全体では、前年同月比で4.8%減となった。
 油送船は、黒油、白油とも減少したため、全体では、同11.6%減となった。
  外貿コンテナ(11月分)は、輸出は前年同月比2.6%減、輸入は同7.2%減となった。
  自動車航送定期航路は、自動車航送台数は前年同月比2.9%減、旅客数は同1.6%減となった。
  航空は、国内線は前年同月比0.3%増となった。また、10年1月(速報)は同2.1%減となっている。
 一方、国際線は同3.9%増となり、10年1月(速報)は同1.0%減となっている。
また、外国航空会社を含めた新東京国際空港及び関西国際空港の輸出入(継越貨物を除く)をみると、輸出は、前年同月比17.4%増、輸入は同5.3%減となった。なお、10年1月は、輸出は前年同月比8.1%増、輸入は同3.9%減となっている。
普通倉庫(大手21社)(9年10月〜12月)は、入庫高が前年同期比1.4%増、保管残高が同9.7%増、倉庫回転率が同3.9ポイント減の45.8となった。
冷蔵倉庫(東京都所在事業所)(9年10月〜12月)は、入庫高が前年同期比1.1%減保管残高が同5.1%減、倉庫回転率が同2.2ポイント増の41.2となった。


(旅客輸送)

  12月の旅客輸送は、前年同月比で航空(国内線)が増加したものの、その他は減少した。

  JR(旅客)は、前年同月比0.6%減となった。このうち、定期旅客は同0.2%減、定期外旅客は同1.2%減、新幹線旅客は、同2.1%増であった。
  民鉄は、前年同月比0.4%減となった。このうち 定期旅客は同0.3%減、定期外旅客は同0.6%減であった。
 なお、10年1月(速報:15社)は、前年同月比1.6%減となり、このうち、定期旅客は同1.7%減、定期外旅客は同1.6%減となっている。
 バス(東京11社)は、前年同月比1.4%減となった。
 なお、高速バス(関東圏−近畿圏間)は、同0.1%減となった。
  (注)関東圏(1都3県)、近畿圏(2府4県)の33系統対象。
  タクシー(東京)は、前年同月比1.2%減となった。実働率は同2.7ポイント増の88.7実車率は同1.1ポイント減の49.0となった。
 なお、10年1月(速報:35社)は、前年同月比1.3%減となっている。
 航空は、国内線は、前年同月比3.7%増となった。このうち、幹線は同6.1%増、ローカル線は同2.1%増であった。
 一方、国際線は、同2.5%減となった。
 なお、10年1月(速報)は、国内線は前年同月比3.7%増、このうち、幹線は同7.9%増、ローカル線は同0.8%増となっている。国際線は同0.5%減となっている。
 出入国の動向(速報)をみると、出国日本人数は、前年同月比11.6%減となり、湾岸戦争の影響を受けた平成3年2〜4月以来の2桁の減少を記録した。入国外客数は同3.2%増となっている。
 なお、10年1月(速報)は、出国日本人数は、11.5%減、入国外客数は同9.9%増となっている。


(輸送関連)
  旅行取扱額(主要33社)は、国内旅行は前年同月比4.9%増、海外旅行は同5.5%減となった。
 なお、10年1月(速報:4社)は、国内旅行は前年同月比0.8%減、海外旅行は同14.4%減となっている。
  ホテル(東京及び大阪15ホテル)の稼働率は、前年同月比5.1ポイント減の61.4となった。
 なお、10年1月は、前年同月比1.6ポイント増の66.3となっている。
 新造船受注量(9年10月〜12月)は、総トン数で前年同期比104.8%増となった。
 一方、竣工量(9年10月〜12月)は、総トン数で前年同期比9.9%減となった。
  新車登録台数は、前年同月比で9.5%減となった。このうち、旅客車は同7.4%減(普通車同4.6%減)貨物車は同21.0%減であった。
 なお、10年1月は、前年同月比23.5%減(旅客車同23.8%減、貨物車同22.8%減)となっている。
  軽自動車新車販売台(軽二輪車を除く)は、前年同月比5.2%減(軽乗用車同4.5%減、軽貨物車同7.2%減)となった。
 なお、なお、10年1月は、前年同月比12.8%減(軽乗用車同11.9%減、軽貨物車同14.1%減)となっている。
  自動車保有車両数は、前年同月比1.7%増であった。
 なお、自動車保有車両数のうち登録自動車車両数の10年1月は、前年同月比1.9%増となっている。
  高速道路(日本道路公団)の利用台数は、前年同月比0.8%減となっている。
 なお、10年1月は、前年同月比3.8%減となっている。

運輸経済指標データ1〔SYLK形式〕


運輸経済指標データ2〔SYLK形式〕


運輸経済指標データ3〔SYLK形式〕


運輸経済指標データ4〔SYLK形式〕


運輸経済指標データ5〔SYLK形式〕


運輸経済指標データ6〔SYLK形式〕


運輸経済指標データ7〔SYLK形式〕


運輸経済指標データ8〔SYLK形式〕


運輸経済指標データ9〔SYLK形式〕


運輸経済指標データ10〔SYLK形式〕


運輸経済指標データ11〔SYLK形式〕