（貨物輸送）

６月の貨物輸送は、内航（油送船）、航空が増加したものの、その他は減少した。

　 ＪＲ（貨物）のうち、コンテナは、食料工業品が増加したものの、その他は減少したた め、前年同月比で4.7％減、車扱は、全品目とも減少したため同16.8％減、全体では同10.9 ％減であった。

　なお、１０年７月（速報）は、コンテナが同5.1％減、車扱が同18.9％減、全体では同 12.3％減となっている。

　 貨物自動車のうち、特別積合せトラックは、繊維工業品、日用品等が減少したため、前 年同月比で2.8％減となった。

　一般トラックは、同10.7％減となった。

　なお、宅配貨物取扱個数は、前年同月比7.9％増となった。

　 内航海運のうち、貨物船は、砂利・砂・石材、セメント等が増加したものの、鉄鋼、石 灰石等が減少したため、全体では前年同月比で3.7％減となった。

　油送船は、黒油、白油とも減少したが、ケミカルが増加したため全体では同2.6％増となった。

　 外貿コンテナ輸出は前年同月比8.9％減、輸入は同13.9％減となった。

　 自動車航送定期航路は、自動車航送定期航路は、自動車航送台数は前年同月比29.6％減、旅客数は同42.2％減と なった。

　 航空は、国内線は前年同月比2.0％増となった。また、１０年７月（速報）は同1.2％減と なっている。

　一方、国際線は同2.6％増となり、１０年７月（速報）は同0.9％減となっている。

また、外国航空会社を含めた新東京国際空港及び関西国際空港の輸出入（継越貨物を除く）をみると、輸出は、前年同月比8.0％減、輸入は同8.5％減となった。なお、１０年７月は、輸出は前年同月比8.9％減、輸入は同7.9％減となっている。

普通倉庫（大手２１社）（１０年４月〜６月）は、入庫高が前年同期比4.7％減、保管残 高が同3.6％増、倉庫回転率が同2.3ポイント減の43.6となった。

６月の旅客輸送は、前年同月比でＪＲ、民鉄、航空（国際線）が増加したものの バス、タクシー、航空（国内線）は減少した。

　 ＪＲ（旅客）は、前年同月比0.6％増となった。このうち、定期旅客は同1.4％増、定期 外旅客は同0.9％減、新幹線旅客は、同2.3％増であった。

　 民鉄は、前年同月比0.1％増となった。このうち 定期旅客は同0.0％、定期外旅客は同 0.4％増であった。

　なお、１０年７月（速報：１５社）は、前年同月比1.7％減となり、このうち、定期旅客は同3.3％減、定期外旅客は同0.9％増となっている。

　バス（東京１１社）は、前年同月比3.1％減となった。

　なお、高速バス（関東圏−近畿圏間）は、同6.1％減となった。

　 （注）関東圏（１都３県）、近畿圏（２府４県）の３３系統対象。

　 タクシー（東京）は、前年同月比2.5％減となった。実働率は前年と同じ88.2、実車率は同2.5ﾎﾟｲﾝﾄ減の46.1となった。

　なお、１０年７月（速報：３５社）は、前年同月比1.8％減となっている。

　航空は、国内線は、前年同月比1.6％減となった。このうち、幹線は同0.8％増、ローカル 線は同3.2％減であった。

　一方、国際線は、同1.6％増となった。

　なお、１０年７月（速報）は、国内線は前年同月比0.9％増、このうち、幹線は同4.9％増、ローカル線は同1.8％減となっている。国際線は同1.6％増となっている。

　出入国の動向（速報）をみると、出国日本人数は、前年同月比7.2％減、入国外客数は同 5.8％減となっている。

　なお、１０年７月（速報）は、出国日本人数は、4.3％減、入国外客数は同4.1％減となっている。

　 旅行取扱額（主要33社）は、国内旅行は前年同月比2.6％減、海外旅行は同6.9％減とな った。

　なお、１０年７月（速報：４社）は、国内旅行は前年同月比13.3％増、海外旅行は同2.7 ％減となっている。

　 ホテル（東京及び大阪１５ホテル）の稼働率は、前年同月比6.0ポイント減の67.6となった。

　なお、１０年７月は、前年同月比1.5ポイント減の69.8となっている。

　新造船受注量（１０年４月〜６月）は、総トン数で前年同期比46.1％増となった。

　一方、竣工量（１０年４月〜６月）は、総トン数で前年同期比7.9％減となった。

　 新車登録台数は、前年同月比で9.1％減となった。このうち、旅客車は同6.2％減（普通 車同13.9％減）、貨物車は同26.7％減であった。

　なお、１０年７月は、前年同月比8.4％減（旅客車同4.9％減、貨物車同29.6％減）となっている。

　 軽自動車新車販売台（軽二輪車を除く）は、前年同月比7.8％減（軽乗用車同8.8％減軽貨物車同6.5％減）となった。

　なお、１０年７月は、前年同月比8.0％減（軽乗用車同10.3％減、軽貨物車同4.7％減）となっている。

　 自動車保有車両数は、前年同月比1.4％増であった。

　なお、自動車保有車両数のうち登録自動車車両数の１０年月比1.3％増となっている。

　 高速道路（日本道路公団）の利用台数は、前年同月比2.5％減となっている。

　なお、１０年７月は、前年同月比0.4％増となっている。

運輸経済指標データ1〔SYLK形式〕