（貨物輸送）

８月の貨物輸送は、前年同月比で内航（油送船）が増加したものの、その他は減少した。

　 ＪＲ（貨物）のうち、コンテナは、全品目とも減少したため、前年同月比で12.3％減、車扱は全品目とも減少したため、同27.2％減、全体では同20.3％減であった。

　なお、１０年９月（速報）は、コンテナが同15.9％減、車扱が同24.8％減、全体では同 20.4％減となっている。

　 貨物自動車のうち、特別積合せトラックは、機械、繊維工業品等が減少したため、前年同月比で7.6％減となった。宅配貨物取扱個数は、同1.5％増となった。

　なお、特別積合せトラックの１０年９月（ 速報：６社）は、前年同月比4.1％減となっている。

一般トラックは、前年同月比7.6％減となった。

　 内航海運のうち、貨物船は、全品目とも減少したため、前年同月比で11.8％減、油送船は白油が減少したものの、黒油が増加したため、同4.1％増となった。

　油送船は、白油が増加したものの、黒油が減少したため、同0.2％減となった。

　 外貿コンテナ（７月分）は、輸出は前年同月比3.9％減、輸入は同11.0％減となった。

　 自動車航送定期航路は、自動車航送台数は、前年同月比31.0％減となった。

　 航空は、国内線は前年同月比0.9％減となった。また、１０年９月（速報）は同0.6％増となっている。

　一方、国際線は同1.1％減となり、１０年９月（速報）は同3.0％増となっている。

なお、外国航空会社を含めた新東京国際空港及び関西国際空港の輸出入（継越貨物を除く）をみると、輸出は、前年同月比7.3％減、輸入は同8.2％減となった。

１０年９月は、輸出は前年同月比6.5％減、輸入は同7.2％減となっている。

８月の旅客輸送は、前年同月比で航空が増加したものの、その他は減少した。

　 ＪＲ（旅客）は、前年同月比2.9％減となった。このうち、定期旅客は同3.0％減、定期外旅客は同2.7％減、新幹線旅客は、同0.9％増であった。

　 民鉄は、前年同月比1.9％減となった。このうち、定期旅客は同2.6％減、定期外旅客は同0.8％減であった。

　なお、１０年９月（速報：１５社）は、前年同月比0.2％減となり、このうち、定期旅客は　同0.3％増、定期外旅客は同1.1％減となっている。

　バス（東京１１社）は、前年同月比4.9％減となった。

　なお、高速バス（関東圏−近畿圏間）は、同3.2％増となった。

　 （注）関東圏（１都３県）、近畿圏（２府４県）の３３系統対象。

　 タクシー（東京）は、前年同月比2.0％減となった。実働率でみると同1.0ﾎﾟｲﾝﾄ減の84.2、実車率でみると同1.9ﾎﾟｲﾝﾄ減の44.8となった。

　なお、１０年９月（速報：３５社）は、前年同月比1.9％減となっている。

　航空は、国内線は、前年同月比2.5％増となった。このうち、幹線は同6.9％増、ローカル線は同0.2％減であった。

　一方、国際線は、同3.0％増となった。

　なお、１０年９月（速報）は、国内線は前年同月比2.2％増、このうち、幹線は同6.7％増、ローカル線は同0.8％減となっている。国際線は同8.2％増となっている。

　出入国の動向（速報）をみると、出国日本人数は、前年同月比3.2％減となった。入国外客数は同4.1％減となった。

　なお、１０年８月（速報）は、出国日本人数は、3.0％減、入国外客数は同2.7％減となっている。

　 旅行取扱額（主要33社）は、国内旅行は前年同月比1.2％減、海外旅行は同5.3％減となった。

　なお、１０年９月（速報４社）は、国内旅行は前年同月比9.4％減、海外旅行は同1.6％減 となっている。

　 ホテル（東京及び大阪１５ホテル）の稼働率は、前年同月比1.1ポイント増の69.6となった。

　なお、１０年９月は、前年同月比4.5ポイント減の66.9となっている。

　 新車登録台数は、前年同月比で9.7％減となった。このうち、旅客車は同6.1％減（普通車同19.3％減）、貨物車は同27.5％減となった。

　なお、１０年９月は、前年同月比8.2％減（旅客車同4.1％減、貨物車同27.7％減）となっている。

　 軽自動車新車販売台（軽二輪車を除く）は、前年同月比3.3％減（軽乗用車同0.9％減、軽貨物車同6.6％減）となった。

　なお、１０年９月は、前年同月比16.3％減（軽乗用車同18.7％減、軽貨物車同13.3％減）となっている。

　 自動車保有車両数は、前年同月比1.3％増であった。

　なお、自動車保有車両数のうち登録自動車車両数の１０年９月は、前年同月比1.2％増となっている。

　 高速道路（日本道路公団）の利用台数は、前年同月比2.5％減となっている。

　なお、１０年９月は、前年同月比1.1％減となっている。

運輸経済指標データ1〔SYLK形式〕